人気児童文書「ハリー・ポッター」シリーズの著者であるJ.K.ローリング(54)が、彼女にとってとても意味合いのある、とある家を購入していたことが話題となっている。BBCが伝えている。
J.K.ローリングが購入した家というのは、イングランドの南西部の小さな村タッツヒルにある一軒家。一見普通の家に見えるが、実はこれはローリングの幼少期の家で、この家こそが「ハリー・ポッター」作品に影響を与えたという。
JK Rowling secretly buys childhood home, said to have inspired key elements of Harry Potter's story ⚡ https://t.co/aYMRAKcqDN
— BBC News (UK) (@BBCNews) April 14, 2020
BBCによると、この「チャーチ・コテージ」と呼ばれる家は、9年前、J.K.ローリング名義ではなく、夫のニール・マレーの名字で購入されていたため、しばらくは気づかれることがなかったようだ。この家は1995年に売却されたが、その後2011年にローリングが買い戻すこととなった。
ローリングはフランスに引っ越す前の9歳から18歳の間に、両親のアンとピーター、そして姉ダイアンとともにこの家に住んでいた。またこの家は、「ハリー・ポッター」の本のように、階段の下には小さな食器棚があり、ベッドルームもどことなく、作品に出てくるものに似ている。また「ハリー・ポッター」の第一作目の「賢者の石」に登場する3つの頭を持った犬フラッフィーを連想させる「トラップドア」もあり、この家が「ハリー・ポッター」作品に影響を与えた可能性はかなり高い。
また「ハリー・ポッター」の生家として撮影された「De Vere House(デ・ヴィア・ハウス)」もこの家にどことなく似ている。
ローリングは、思い出のつまった自身の幼少期の家を、自分のものとしてとっておきたいと思ったようだ。