人気歌手/女優のセレーナ・ゴメスのスタイリストを務めるケイト・ヤングは、セレーナがこれまでに披露した衣装の裏話を明かした。
ケイト・ヤングは、2014年の「ティーン・チョイス・アワード」で初めてセレーナ・ゴメスを担当し、以降もセレーナのスタイリストとして活躍している。
米時間4月10日、ケイト・ヤングはインスタグラムを更新。セレーナ・ゴメスの過去の「アメリカン・ミュージック・アワード(AMA)」で披露した3枚の写真を投稿し、それぞれのエピソードを添えた。
1枚目は2017年の「アメリカン・ミュージック・アワード(AMA)」で、広告塔を務めたブランド「コーチ」のドレスを着たものだ。当日は、セレーナが髪をブロンドにして現れたことでも話題になった。
ケイトはコメントの中で、ありきたりなドレスは選びたくなかったこと、コーチのクリエイティブ・ディレクターであるスチュアート・ヴィーバーズと共同で、レザーのジャケット風衣装を特別に作ったことを明かしている。また、この衣装は、1988年に公開されたロマン・ポランスキーの映画『フランティック』からインスピレーションを得たものだという。
また、衣装に付けられた星のモチーフは、映画の登場人物であるミシェルが来ていたもののオマージュだそうだ。
ケイトは、「映画『フランティック』の中でミシェルが着ていた衣装がとってもセクシーで、スチュアートに写真を送ったの。完璧なドレスに仕上げてくれたわ」とコメントした。
2枚目では、2015年のAMAでセレーナがパフォーマンスした際の衣装を紹介した。
「キキ・ド・モンパルナス」のアンダーウェアに、クリスタルが散りばめられた透け感のあるボディースーツを着たものだ。ケイトによるとこの衣装は、2013年の秋に発表された「イヴ・サンローラン」の既製服コレクションからインスピレーションを得たという。
ケイトはコメントに「ニューヨークのスタジオには、『イヴ・サンローラン』製のオリジナル版ボディースーツもあったんだけど、生地が繊細すぎて、セレーナのパフォーマンスには耐えられないと思ったの」とつづった。
代わりとして、ケイトは友人でありビジネスパートナーであるジョエル・ジョリビーに似たようなボディスーツで、セレーナが歌って踊れるタイプの衣装の製作を依頼したという。
3枚目はセレーナを象徴するドレスだ。
ざっくりと背中の開いた「ジバンシィ」の赤いドレスは、2015年のAMAでセレーナがレッドカーペットを歩いた際に着ていたものだ。
ケイトは「このドレスは2014年に『ジバンシィ』から発表された物なんだけど、ずっとニューヨークにある洋服保管庫の箱の中に眠っていたの。重すぎて、ハンガーにかけられなかったのよ。レッドカーペットでようやく日の目を見ることになったわ。セレーナが、リカルド・ティッシのデザインした服を着るのはこの時が初めてね」とコメントを添えている。
ケイトは2015年、雑誌「VOGUE」の取材に対し、「どういうものにしたいのか、セレーナと私のビジョンはとてもハッキリしていたわ。若々しく、モダンで、清潔感がありながらセクシーなもの。そして、派手すぎないものっていうね」と答えている。
ケイトが担当するようになって以降、セレーナの衣装はエレガントかつセクシーなものへと変貌を遂げている。