人気歌手のテイラー・スウィフト(30)が、今年行う予定であった全てのコンサートの延期と中止を発表した。
テイラー・スウィフトは新型コロナウイルス感染拡大の影響により、今年実施する予定だった、新アルバム「Lover」を引っさげたコンサートツアー「Lover Fest」を全て延期、または中止することに決定したことをSNSで発表した。
テイラーはインスタグラムやツイッターを通じて、「今年のコンサートでみんなに会えないのはとっても寂しいわ。でも、これが正しい選択だと思うの。どうかどうか、健康で安全にすごしてね。出来るだけ早く、ステージで会いたいわ。でも、今はとにかく外に出ないで、家にいること。みんなのためにもね」と、コメントを投稿した。
I'm so sad I won't be able to see you guys in concert this year, but I know this is the right decision. Please, please stay healthy and safe. I’ll see you on stage as soon as I can but right now what’s important is committing to this quarantine, for the sake of all of us. pic.twitter.com/qeiMk2Tgon
— Taylor Swift (@taylorswift13) April 17, 2020
なお、ブラジルとアメリカで開催が予定されていたライブ「Lover Fest」は、2021年に延期されることとなった。詳しい日程は改めて発表されるそうだ。アメリカ公演のチケット払い戻し希望者は、5月1日から受け付けるという。
アメリカは現在、新型コロナウイルスの感染者が世界最大となっており、感染拡大防止のため保健局からのガイドラインやソーシャル・ディスタンスの徹底が叫ばれている。テイラーも外出自粛を続けており、最近では自宅にいながらにして家族とコミュニケーションをとる方法を明らかにしていた。
先日出演したラジオ番組でテイラーは、「こんな時だから、家族とは直接会わずにFaceTimeで週に一回、ビデオ通話しているわ。いつもとっても面白いの」と語り、「物理的な距離が離れているからといって、心の距離まで離れてしまう必要はないわ。こういう時だからこそ、繋がっていることが大切なのよ。今はオンラインで友人達とゲームをしたり、家族とビデオ通話をすることだってできるんだから。テクノロジーってすごいわよね」と付け加えた。さらに、「世界中が混乱していて不安定な状態だけど、大切な人たちの為に、今はおうちで自分のケアをしてね」と語っている。
また、今回の新型コロナウイルスの影響により生活が困窮しているファンに対して、サプライズで3000ドル(約33万円)を送ったことも大きな話題となった。受け取ったファンのうちの1人であるニューヨーク在住のホーリー・ターナーさんはE!ニュースの取材に対し、「これがなかったら、5月以降アパートを追い出されるところだったわ。ずっとニューヨークで生きていくつもりだったのに、その生活が終わってしまうんじゃないかって思ったの。でもテイラーが救ってくれた。本当に感謝しかないわ」とテイラーへの感謝を語っている。