人気歌手のテイラー・スウィフトが、現在起こっているコロナウィルスで苦しんでいる人のためのチャリティ生配信「One World: Together At Home」に出演し、自身の楽曲を弾き語りで披露した。
テイラー・スウィフト「You’ll Get Better」
「One World: Together At Home」は、日本時間4月19日の未明~昼前にかけて長時間生放送されたチャリティ番組。世界保健機構(WHO)などを含む多くの団体や企業と、レディ・ガガ、ビヨンセ、ポール・マッカートニー、エルトン・ジョン、ビリー・アイリッシュ、スティーヴィー・ワンダー他など超豪華アーティストが団結しそれぞれパフォーマンスを披露した。
そこで最後の方に登場したのは、今や世界のトップアーティストと言っても過言ではないテイラー・スウィフト。彼女は最新アルバム「Lover」より、楽曲「You’ll Get Better」のピアノ弾き語りを披露した。
同曲は、テイラーがガンと闘っている母へ書いた楽曲だと言われており、歌詞も「コートのボタンが髪にひっかかっていた/診察室の明かりの中、私はすごく怖かったことは言わなかった」「必死な人々も信念を見つける/だから私もジーザスに祈る/そしてあなたにこう言うわ」「あなたはすぐに良くなる(Soon You’ll Get better)/だってそうじゃなきゃ困るもの」といったパーソナルなもの。以前のインタビューで彼女は、同曲を歌うと感情的になりすぎてしまう恐れがあるため、人前でパフォーマンスをするかはわからない、と語っていた。
しかし今回、同じ思いを抱える人が多い世の中のために、テイラーは同曲を披露。世界を苦しめるパンデミックの中、感動的な歌詞に共感を覚える人が多かったようだ。
「One World: Together At Home」では、世界中から集まったアーティストの呼びかけにより、寄付金は1億2800万ドル(約140億円)という莫大な数字となった。これらの寄付金はコロナウィルスの影響で食事や金銭的に困っている人たちへと寄付される。
テイラー・スウィフトは先日、今年行う予定であった全てのコンサートの延期と中止を発表。インスタグラムやツイッターを通じて、「今年のコンサートでみんなに会えないのはとっても寂しいわ。でも、これが正しい選択だと思うの。どうかどうか、健康で安全にすごしてね。出来るだけ早く、ステージで会いたいわ。でも、今はとにかく外に出ないで、家にいること。みんなのためにもね」と、コメントを投稿した。
I'm so sad I won't be able to see you guys in concert this year, but I know this is the right decision. Please, please stay healthy and safe. I’ll see you on stage as soon as I can but right now what’s important is committing to this quarantine, for the sake of all of us. pic.twitter.com/qeiMk2Tgon
— Taylor Swift (@taylorswift13) April 17, 2020