コロナウィルスの影響で苦しんでいる人のために配信されたチャリティ番組「One World: Together At Home」で、数多くの有名アーティストがパフォーマンスを披露し、世界を感動で包んだ。
One World: Together At Home フル動画
「One World: Together At Home」は、日本時間4月19日の未明~昼前にかけて長時間生放送されたチャリティ番組。世界保健機構(WHO)などを含む多くの団体や企業と、レディ・ガガ、ビヨンセ、ポール・マッカートニー、エルトン・ジョン、ビリー・アイリッシュ、スティーヴィー・ワンダー他など超豪華アーティストが団結しそれぞれパフォーマンスを披露した。
同番組は2部制に分かれており、前半は事前放送としてストリーミング配信、その後2時間に渡りテレビ放送(日本ではこちらもストリーミング配信)された。
前半に出演したアーティスト
「ワン・ダイレクション」メンバーでソロアーティストとして活動中のナイル・ホーランは、アコースティックギターを片手に弾き語り。ハイトーンボイスを披露した。
同じく「ワン・ダイレクション」リアム・ペインはDJアレッソとのコラボ新曲「Midnight」をパフォーマンスした。
Still sobbing over @liampayne's performance of Midnight ☽ for One World: #TogetherAtHome @GlblCtzn pic.twitter.com/q3qMmJ5OFu
— heatworld (@heatworld) April 18, 2020
シンガーソングライターのチャーリー・プースは楽曲「Attention」を披露。後ろに映るベッドが乱れており、「放送前に片付けなかったの?」とネットでいじる声もあがったが、パフォーマンスは相変わらず最高だ。
Charlie Puth couldn’t be bothered to make his bed before his performance and that’s the most relatable content I’ve seen yet from a celeb during this quarantine. #TogetherAtHome pic.twitter.com/vnRMlpc5q5
— Laura (@minorlydiddled) April 18, 2020
歌手のケシャは楽曲「Praying」を熱唱。見事なハイトーンボイスを披露し圧巻のパフォーマンスを見せた。
K-POPアーティストのSuperMも、メンバーそれぞれが自宅から参加。
後半に参加したアーティスト
事前放送が終わり、いよいよメインの2時間がスタート。冒頭は同番組の監修を務めたレディー・ガガの「医療従事者のみなさんに捧げます」という感謝のメッセージから始まり、ナット・キング・コールの楽曲「Smile」を披露。ガガは「私がお届けしたいのは、少なくとも一瞬でも、笑顔(Smile)になることの許可です」と話した。
.@LadyGaga reminds us to “smile” and be compassionate toward one another during these difficult times. Watch her incredible performance for One World: #TogetherAtHome and do your part to fight COVID-19 by taking the pledge to stay home: https://t.co/26xVXSb0qy. pic.twitter.com/01jWBBpexI
— Global Citizen ⭕ (@GlblCtzn) April 19, 2020
また、なんとあのビヨンセもサプライズ登場。「多くのアフリカ系アメリカ人は在宅で勤務をするという贅沢さを持っておらず、現場で働くことを強いられています」と、コロナウィルスのアフリカ系アメリカ人への影響を訴えた彼女。「このウィルスは驚くほどの比率で黒人たちの命を奪っています」と話し、今後も信念と希望を失わないよう呼びかけた。
楽曲「Truth Hurts」などで大人気となっている女性R&Bシンガーのリゾは、サム・クックの楽曲「A Change Is Gonna Come」を熱唱。「変化が訪れる」といった内容の歌詞を歌ったのち、「一緒に乗り越えましょう」と訴えた。
just beautiful @lizzo #TogetherAtHome #SamCooke #changeisgonnacome pic.twitter.com/2oawR180hx
— officialellenk (@officialellenk) April 19, 2020
ジョン・レジェンドとサム・スミスは共にベン・E・キングの名曲「スタンド・バイ・ミー」をコーラス。美声を持つ二人のハーモニーに、世界中がとりことなった。
Sam Smith y John Legend = mind blowing
#TogetherAtHome
pic.twitter.com/S9KMZS4ZmJ— astrid (@astridmc07) April 19, 2020
昨年、デビューアルバム「ホエン・ウィー・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥー・ウィー・ゴー?」が大ヒットとなり一躍スターの座を獲得したビリー・アイリッシュは、兄でプロデューサーのフィネアスと共に登場。彼女はボビー・ホビーの楽曲「Sunny」を披露した。ビリーは「この曲はいつも私の心を温かくしてくれ、気分を良くしてくれるから大好き。私もみんなを気分よくしたい」と話し、しっとりとした歌声を聞かせた。
フィナーレにはなんとレディー・ガガ、セリーヌ・ディオン、イタリア人テノール歌手のアンドレア・ボチェッリ、中国人ピアニストのラン・ラン、ジョン・レジェンドのコラボが実現。セリーヌ・ディオンとアンドレア・ボチェッリの楽曲「The Prayer」を、ラン・ランの美しいピアノと共に披露し、まさに「One World」の言葉通り世界を感動でひとつにした。
.@LadyGaga, @CelineDion, @AndreaBocelli, @Lang_Lang, and @JohnLegend's incredible One World: #TogetherAtHome final performance will leave you speechless. Join us as we all unite as a global community against COVID-19: https://t.co/26xVXSb0qy pic.twitter.com/AfC2b6u8ZK
— Global Citizen ⭕ (@GlblCtzn) April 19, 2020
この他にもテイラー・スウィフト、カミラ・カベロ&ショーン・メンデスら多くのアーティストがパフォーマンスを披露(別記事参照)し、同企画へ集まった寄付金は1億2800万ドル(約140億円)という莫大な数字となった。これらの寄付金はコロナウィルスの影響で食事や金銭的に困っている人たちへと寄付される。