マーベルの新作映画『シャン・チー』のキャスト写真が初公開された。
現在流行中のコロナウィルスの影響で、公開が2021年2月12日に繰り下げとなった、マーベル史上初のアジア人系ヒーロー映画『シャン・チー(原題:Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings)』。同作は先月はじめにオーストラリアにてクランクインしたが、新型コロナウィルスの影響でその直後に撮影が中断してしまった。
今回、同作の監督を務める日系人のデスティン・ダニエル・クレットンがインスタグラムを更新。そこで、撮影現場で撮影したキャストとの写真を公開した。
クレットン監督はキャプションにて「コロナウィルス前のオークワフィナ、シム・リウ、そして伝説のトニー・レオンと。この写真が、コロナが世界に打撃を与える前の最後のもの」と綴った。
これまで、『シャン・チー』のビジュアルやキャストが集合している写真などはほとんど公開されていなかったため、多くのファンを喜ばせた。
同作の主演はカナダ国籍の中国系俳優シム・リウで、その他に映画『オーシャンズ8』などに出演している米女優オークワフィナ、さらに香港の俳優トニー・レオンが悪役として出演。そのキャスティングや、初のアジア系ヒーローであることから注目を浴びていたのだが、残念ながら現在は撮影を休止している。
本作は当初2021年2月12日に予定されていたが、新たな米公開日は2021年5月7日と先日米ディズニーが報じた。これに対し、主演を務めるシム・リウがリアクション。
シムはツイッターで「『Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings(原題)』のリリース日が変更になった。夏の大ヒットになるぞー!」と興奮気味で心境を投稿。
We’ve moved our #ShangChi release date to May 7th 2021
YA BOY IS GONNA BE IN A SUMMER BLOCKBUSTER pic.twitter.com/BfWJyMQ101— Simu Liu (@SimuLiu) April 4, 2020
映画産業では、サマー・ホリデーなどがあるため夏が書き入れ時とされており、さまざまなヒット映画なども夏に公開されてきた。過去の例から見ても、年間の利益のうち、5月~8月分が約40%を占めている。もしかすると『Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings(原題)』は 、2021年の夏シーズンで“話題の一本”になるのかもしれない。今回のリリース日の変更は、ある意味、主演のシムにとって朗報だったようだ。
米ディズニーが公開した新たなリリース日では、『ブラック・ウィドウ』が今年の11月6日、『ジ・エターナルズ(原題:The Eternals)』が2021年2月12日、『ドクター・ストレンジ』の続編は、2021年11月5日、『マイティ・ソー』のシリーズ最新作『Thor: Love and Thunder(原題)』は2022年2月18日となる(米公開予定)。