3月に新型コロナウイルスの検査で陽性反応がでていたトム・ハンクスとリタ・ウィルソン夫妻。彼らは新型コロナウイルスの医学研究のために、自らの血を寄付することを明かした。
トム・ハンクスとリタ・ウィルソンは、トムのエルヴィス・プレスリー伝記映画の撮影のためオーストラリアに滞在していたときに、新型コロナウイルスに感染。トム・ハンクスが、現地時間11日水曜日にインスタグラムを更新し、明らかになった。トムたちはハリウッド俳優で初めての感染者となった。
その後、無事回復し、トムは米人気コメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ（SNL）」のホーム・エディションに登場。スーツ姿で自宅のキッチンから動画を届けた。リタもインタビューに応じるなどしており、ふたりの体調は順調のようだ。そんな中、リタがCBSのインタビューで経緯を説明し、さらにその中で血しょうの提供を計画していることを明かしていた。
今回、DailyMailが報じたところによると、トム・ハンクスとリタ・ウィルソンの血は、新型コロナウイルスのためのワクチンを開発している医学研究者によって使用されるという。
トム・ハンクスは先週末、「Wait Wait… Don’t Tell Me!」に出演し、そのときに「vaccine（ワクチン）」と自分の名字をかけて「Hank-ccine」ができることを期待しているとジョークを放った。トム・ハンクスもリタ・ウィルソンも、ともにラジオやテレビ電話を通して彼らの体起きた症状などを詳しく公開し、人々へ情報提供をしている。
先日、カナダでは新型コロナウイルスの感染者を対象に、世界最大規模の臨床試験をスタートさせることが発表された。それは回復期患者の血しょうを投与するというもの。トムたちの血は、もしかすると将来、新型コロナウイルスをやっつける驚くべきワクチンに変身するのかもしれない・・・。
