人気歌手/女優のデミ・ロヴァート(27)が、新型コロナウイルスの流行により、精神的に苦しんでいる人々のために、メンタルヘルス基金(The Mental Health Fund )を設立したことが明らかになった。米ピープル誌が報じている。
現在新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界的に広がり、4月22日までにまとめられた統計によると、193の国・地域で計252万5240人の感染が確認され、死者数は17万4001人に達しているという。
この影響で仕事を失ったり、経済苦になったり、また自粛で外に出かけられなかったりと、不安や葛藤で精神的に苦しんでいる人々も多くいる。
そんな中、デミ・ロヴァートが、精神的に苦しんでいる人々のために、この時期にメンタルヘルス基金を立ち上げた。
デミは「あなたがとても孤独を感じたり、どこに向かえばいいのか、誰と話していいのかわかないこともあるから、こういった相談できる場所をもつことは、とても重要です。自分の考えが暗すぎると恐れていたら、指導が必要です。そこで登場するのがこの基金です。これで苦しんでいる人々を助けるために役立つことができます」と語った。
さらに「助けを求めることは弱さのしるしではありません。それは強さなんです。しばしば私たちの社会は、助けを求めようとすると、それを弱さだと言ったりします。しかし、誰かができる最も強力なことは、どんな形であれ、助けを得るための最初のステップを踏むことです」と、助けを求めることの重要性を語った。
メンタルヘルス基金は、テキストメッセージにより、危機カウンセリングを専門とする4つの組織をサポートするという。
デミ自身も過去にイジメに遭ったことや、メンタルヘルスと闘ってきたことを明かしているため、デミもそのことについてよくわかっている立場であり、同じような気持ちを抱えている人を助けたいと思い踏み切ったようだ。