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米ディズニーワールドとディズニーランド、長ければ2021年まで休園の可能性も

カリフォルニア、アナハイムにあるディズニーランド NEWS
カリフォルニア、アナハイムにあるディズニーランド

新型コロナウイルス感染症が全世界で猛威を奮っている今、夢と魔法の国への扉は今年1年間は閉ざされたままになるかもしれない。ソーシャル・ディスタンスを取ることが難しく、感染を拡大される恐れがあるからだ。

カリフォルニア州アナハイムにあるディズニーランドと、フロリダ州オーランドにあるディズニーワールドは、3月12日以降臨時休園を続けており、再開時期は未定だ。そんな中、金融アナリストのジョン・ホドゥリック氏は、今年いっぱいは休園する可能性があると語る。

「再開したとしても、ワクチンが開発されるまでは集客が見込めません。新型コロナウイルスの影響が長期化すると考えられている以上、利益を上げることは難しい。我々は、パークの再開はおそらく来年1月1日以降になるのではないかと見込んでいます」と語り、さらに来年1月に再開できたとしても、ワクチンができるまでは渡航制限やソーシャル・ディスタンスなど健康面での配慮が必要になるため、これまで通りにはならない、と付け加えた。

これらをふまえ、ジョン・ホドゥリック氏は2つのテーマパークの収益が2020年には5億ドル、2021年には2億ドルになると予測している。

なお、米ディズニー社は来月収益を発表する予定にしているが、現在のところコメントを出していない。しかし同社は先月、パークの再開日が未定であることと、再開時には検温等の新しい体調チェックを取り入れると発表した。

一方、JPモルガンのアナリストであるアレクシア・クアドラ二氏は楽観的な見方をしており、ディズニーは6月初旬には再開されるのではないかと予測する。

私達は6月1日には再開するのではないかと予想しています」と語り、その理由として都市封鎖やソーシャル・ディスタンスが徐々に解除されつつあることを挙げた。

「それに、ディズニーは予約を受け付け始めています。ディズニー・ワールドのホテルに電話して予約しようとすると、最短で取れるのが6月1日でした」と付け加えた。

なお、アレクシア・クアドラ二氏も同様に、再開してしばらくの集客は見込めないと考えている。アメリカ、カナダ間の不要不急の往来を含むあらゆる国との渡航制限が未だ解除されていないからだ。

また、ディズニーワールドの年間来客数の内20%を海外からのゲストが占めていることから、外国人ゲストの来園が必要としながらも、「海外からゲストがやってくるまでになるにはかなり時間がかかるでしょう。経済的に大きなダメージを受けた人も多いです」と語った。

そして、「再開を待ち望む人はたくさんいると思われます。しかし元通りになるにはかなりの時間がかかるでしょう」と締めくくった。

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