新型コロナウイルスの医学研究のために、自らの血を寄付することを明かしていたトム・ハンクスが、血しょうの大きな袋の写真をSNSで共有し、話題となっている。
トム・ハンクスと妻のリタ・ウィルソンは、トムのエルヴィス・プレスリー伝記映画の撮影のためオーストラリアに滞在していたときに、新型コロナウイルスに感染。トム・ハンクスが、現地時間3月11日水曜日にインスタグラムを更新し、明らかになった。トムたちはハリウッド俳優で初めての感染者となった。
その後、無事回復した夫妻は、新型コロナウイルスの医学研究のために血を寄付する計画であることを明かしていた。さらにトム・ハンクスは先日インタビューにて「vaccine(ワクチン)」と自分の名字をかけて「Hank-ccine」ができることを期待しているとジョークを放っていた。
そんな中、現地時間4月29日水曜日、トムはインスタグラムとツイッターを更新。先週、自らの血を寄付したときに撮影した血しょうの大きな袋と採血の写真を共有した。
Here’s last week's bag of plasma. Such a bag! After the paperwork, it’s as easy as taking a nap. Thanks @arimoin and UCLA. Hanx pic.twitter.com/15WblGiVwe
— Tom Hanks (@tomhanks) April 29, 2020
トムは「これが先週のプラズマ(血しょう)のバッグ。なんて袋だ! 文書業務を済ませれば、あとは昼寝するのと同じくらい簡単だよ。リモイン医師(@arimoin)とUCLAに感謝」とコメントを綴った。
また、リタも採血している写真をインスタグラムに投稿。
ウイルス感染拡大を描いた映画『アウトブレイク』などでは、血しょうを使った臨床試験を行い、治療の目処が立つというシーンが見受けられることから、今回の彼らの血しょうは、もしかすると世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスの終息に拍車をかけるのかもしれない。