『アベンジャーズ』シリーズ出演などで知られる俳優のクリス・ヘムズワース(36)が、主演を務めたネットフリックス映画『タイラー・レイク -命の奪還-』。同作がなんとネットフリックス史上最も視聴された映画となり、クリス本人が感謝のメッセージを投稿した。
クリス・ヘムズワース主演の『タイラー・レイク -命の奪還-』は、4/24(金)より配信開始。数々の危険な戦闘を渡り歩いてきた大胆不敵で屈強な傭兵タイラー・レイク(クリス・ヘムズワース)は、誘拐された麻薬王の息子オヴィを、ギャングが支配するダッカの市街地に潜入して救出するという不可能に近いミッションを請け負うといったストーリーだ。
クリス・ヘムズワースは5月2日、インスタグラムに動画を投稿。そこで「『タイラー・レイク』を見てくれたみんなに心からのありがとうを伝えたい。この映画を今の地球でナンバーワンにしてくれたのは君たちだよ。ネットフリックス史上の中で最もヒットした映画になりそうだし、それってびっくりだよ。反応を見てぶっとんでる」とファンに感謝を語った。
さらに「続編や前日譚の話もたくさん出てるんだけど、僕が言えるのはまだなにもわからないってことだけ。でもみんなの優しいサポートを受けて、いつでもまた撮影に戻りたいと思っているよ」と、今後の続編の話が出ていると明かしたクリス。クリスの本気アクションをまた楽しめるのかと、ファンは期待を膨らませている。
『タイラー・レイク -命の奪還-』の監督は『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』等でキャプテン・アメリカを演じるクリス・エヴァンスのスタントダブルを経験、『アベンジャーズ/エンドゲーム』等ではスタント・コーディネーターを務めた“アクション映画のスペシャリスト”サム・ハーグレイヴ。先日公開された特別映像では、「アベンジャーズ」シリーズの頃から互いを知り尽くすクリスとハーグレイヴ監督が、撮影当時の様子を楽しそうに振り返りつつ、生身で行った肉弾戦アクションを生解説している。
アクション解説特別映像
解説するのは、誘拐された麻薬王の息子オヴィを救出するミッションを担ったタイラーが敵のアジトに単身突入する手に汗握るシーン。クリス演じるタイラーの顔が映ると、「そのハンサムなやつはだれだろう?」とハーグレイヴ監督がおどけ、クリスも「誰だ?」とノリ良く返すなど、和気あいあいとした雰囲気が漂いつつも互いへの信頼感が垣間見える2人。
彼らの口からは、顔をフードで覆ったままで階段から転げ落ちるシーンの撮り方や、とても危険に見えて、実はダミーの人形を投げ倒していたり、床自体をクッション入りにしたり、木製の武器を使ったりと、安全にも配慮した数々の巧みなアイデアにより、クリスら演者たちは身体をかばうことなく全力でアクションを行うことができたエピソードが次々と飛び出す。ド派手な大立ち回りに見えるが、まさに今の時代に合った“人を傷つけないアクション撮影”と言っても過言ではない。
ハーグレイヴ監督は「どのアクションシーンもリズムの中でメリハリをつけなくてはならず、ちゃんとパンチのある終わりがないといけない」と“アクションの極意”についても赤裸々に明かしつつ、「クリスのような役者と仕事するのが好きなところは、“この動きの方が良いね”、“やっぱり左手じゃなくて右に変更しよう”と調整を入れてもちゃんと即興でついていける。それができる人がいると、とても自然な流れでシーンを創りあげていける」とクリスの高いアクションスキルに太鼓判を押している。彼らがリアルにこだわりぬいて全身全霊で挑んだ壮絶なノンストップアクションは必見だ。