ネットフリックスで配信中の超話題ドキュメンタリーシリーズ「タイガーキング:ブリーダーは虎より強者?!」。このシリーズでメインとなっており、現在服役中のジョー・エキゾチック(本名:ジョゼフ・マルドナド=パッセージ)の半生を描くドラマ制作が決定し、主人公ジョーをニコラス・ケイジが演じることが明らかとなった。Varietyが報じている。
『タイガーキング: ブリーダーは虎より強者?!』予告編
『タイガーキング: ブリーダーは虎より強者?!』で、密着ドキュメンタリーを配信されているジョー・エキゾチックは、オクラホマでトラの繁殖施設を経営しており、観光客相手に記念撮影をさせたり、ショーを披露したりと“トラビジネス”で成功を収めていた。しかし実はこのビジネスには「裏」があり、成長しすぎて人前に出せなくなったトラを「処分」したり、ショータイム以外は窮屈なケージにトラを押し込めていたりと、あからさまな動物虐待行為が横行するものだったことをこのドキュメンタリーでおさえている。
2018年にジョーは逮捕され、野生生物に関する17件もの法令違反と、2件の殺人依頼によって懲役22年の有罪判決が下されている。
このドキュメンタリーは多くの波紋を呼び、ネットフリックスにおいて「ストレンジャー・シングス 未知の世界」に次ぐ代表的作品となった。
今回、そんなジョー・エキゾチックの半生を描いたドラマが制作されることが明らかになり、主人公ジョーの役をニコラス・ケイジがつとめることがわかった。雰囲気がどことなく似ており、ファンは「彼なら納得!」などと興奮している。
同作のエピソードは全部で8つとなり、Texas Monthlyの編集員であるリーフ・レイグスタッド氏が執筆した「Joe Exotic: A Dark Journey Into the World of a Man Gone Wild」に基づいて描かれるという。ニコラス・ケイジは『ナショナル・トレジャー』シリーズなど数々の映画に出演してきたが、TVドラマにてレギュラー出演を務めるのは今回が初となる。
ネットフリックスのモキュメンタリー(ドキュメンタリーのパロディ)シリーズ「アメリカを荒らす者たち」にて現場責任者を務めたダン・ラガナが本作の脚本、現場責任者、製作総指揮に決定している。
今や社会現象となっている「タイガーキング」。ドラマシリーズがどのようなものになるか、今から楽しみだ。