人気歌手ブリトニー・スピアーズが、2016年にリリースしたアルバム「Glory」のジャケットを突如変更したことが話題となっている。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により始まった外出制限にも、そろそろ疲れの色が出始めている。そんな中、音楽ファンたちの間で、自分の好きな女性アーティストのアルバムの中で世間的には気に入られていないアルバムをあえてダウンロードし、チャートにランクインさせる、という動きがSNS上で話題になっている。
発端は4月下旬、マライア・キャリーのファン達が彼女の2008年のアルバム「E=MC2」をiTunesチャートのアルバムセールス1位にランクインさせたことだった。その後すぐ、マドンナの1994年のアルバム「Bedtime Stories」が続いた。
そして5月3日、ブリトニー・スピアーズにその順番が回ってきた。彼女のファンたちは2016年に発売されたアルバム「Glory」をランクインさせたのだ。
これを知ったブリトニー・スピアーズは動画を投稿、昔のアルバムがチャート1位になってことに戸惑いを見せながらも、ファンに感謝のメッセージを送った。「何が起こっているのかまだわかってないんだけど、みんなのおかげで、最高の1日になったわ！」と語った。
よほど気分が良かったのか、その後ブリトニーは、アルバム「Glory」の新しいジャケットを公開。本来のジャケットとは全く異なり、砂漠の上に大きなチェーンと共に横たわるブリトニーの姿が印象的なものとなっていた。この写真にブリトニーは「1位になってからみんなが『Glory』の新ジャケットにしてほしいと言ってくれたから実現させたのよ！あなたたちなしではこれは成しえなかったわ！」とキャプションを添えた。
以前のジャケットはブリトニーの顔をアップにしたもので、ファンの反応はあまりいいものではなかった。今回発表されたものは、アルバムリリース当時、初期の段階で候補に挙げられていながらボツになったもののようだ。
きっかけは何であれ、過去のアルバムが再び脚光を浴びたことでファンに感謝を伝えたかったのだろう。
