人気SF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のキャストがオンラインで再会し、ファンが大興奮している。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は1985年に一作目が公開され、公開当時全米で『フューチャー現象』と呼ばれるブームが生まれるほど大ヒットした。その後、続編の『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(1989年)、『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』(1990年)が公開され、今でも熱狂的ファンがいる人気映画だ。
そんな同作のキャストたちは今回、『アナと雪の女王』オラフの声等で知られる俳優のジョシュ・ギャッドの配信番組「Reunited Apart with Josh Gad」に出演。それぞれが自宅からのオンライン参加であった。
今回は主人公マーティを演じたマイケル・J・フォックス、ドクを演じたクリストファー・ロイド、マーティの母ロレイン役のリー・トンプソン、ジェニファー役のエリザベス・シュー他が出演。
「1985年に公開されたとある映画は、私たちの心と想像力を他のどの映画より掴みました。この映画は少なくとも350回は見てる」と興奮気味に語る司会のジョシュ・ギャッド。するとクリストファー・ロイドが登場。ジョシュに対し「君に何をしてあげられるかな?『バック・トゥ・ザ・フューチャー(BTTF)』関連以外のことなら何でもするよ」と、冒頭からBTTFには触れないと言うクリストファー。しかしジョシュが様々な方法を使い、ドクの名台詞を引き出すという面白いやり取りを見せた。
さらに、マイケル・J・フォックスも登場するとジョシュは大興奮。「マーティとドクの絆ってどんなもの?」と聞かれたマイケルは「マーティはドクといることで、世間に受け入れられると感じるんだ。あとは友情だね」と語る。クリストファーは「ドクはマーティのメンター。マーティは僕(ドク)がする変な行動に興味津々なんだ」と語った。
その後、登場したリー・トンプソンは「この映画がこんなに何年経っても人に語り継がれる映画になるなんて、思いもしなかった。本当にすごいことだよね」と話した。
その後は脚本のボブ・ゲイルと監督のロバート・ゼメキスも参加。ゼメキス監督はキャスト&クルーとの久々の再会に「昨日会ったばかりみたいだよ」と懐かしむコメント。
そしてキャストは映画内で、マーティが過去に行き自分の母と出会うが母が間違ってマーティに恋をしてしまう場面や、マーティが現在(1985年)に戻った後に全く別の現実が起こっていた場面など、名シーンの数々を再現。ファンにとっては涙ものだ。
その後、なんと『スター・ウォーズ』など数々のSF映画で監督を務めたJ.J.エイブラムスが登場。彼もBTTFの大ファンだと話し、「これは完璧な映画」と大絶賛した。またキャストに「BTTFの別のタイトル案は何だったでしょう?」とクイズを出すと、リー・トンプソンが「『Space Man From Pluto(冥王星から来た宇宙人)』!」と見事正解。思わぬトリビアが聞けた。
現在続編などの企画は無いというが、もし作るとしたら時代や場所の設定はどうしたいか?と聞かれたキャスト。リー・トンプソンは「私は今年の1月に戻って、新型コロナウィルスのことをみんなに警告したいわね」と笑いながら話した。