『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどで知られるジョニー・デップがの英サン紙に対して起こしている名誉毀損裁判について、長年のパートナーだったヴァネッサ・パラディと、元恋人だったウィノナ・ライダーが声明が、重要な役割となっているようだ。
この裁判でジョニーは、タブロイド紙「The Sun」の出版社「News Group Newspapers(以下、NGN)」を訴えている。彼が訴えたのは、「The Sun」編集長であるダン・ウットン氏が、ジョニーのことを「Wife-Beater(妻に暴力する者)」と呼び、さらにはそれに関する記事が2018年4月に出版されていたことだ。
今回、リモートで行われた公聴会で、ジョニーの弁護士は、ウィノナ・ライダーとヴァネッサ・パラディの声明が、出版社に対する事件の証拠として含まれるべきだと主張。
その内容とは、ヴァネッサが「私たちは14年間パートナーであり、2人の子供を一緒に育てました。ジョニーは親切で、気配りがあり、寛大で、非暴力的な人物であり、父親であることを知っていました。決して暴力的または虐待的ではなかったのです」というヴァネッサの声明と、そして「彼は決して、私に対して暴力的ではありませんでした。彼は決して虐待することはありませんでした」というウィノナ・ライダーの声明だ。
英サン紙に対する名誉毀損裁判は、3月25日にロンドンで開始される予定だったが、新型コロナウイルスの大流行のため延期されていた。現在は、再開を7月に予定されているという。
またジョニーは先日、NGNに14年間にも渡り電話のハッキング被害に遭っていたと主張。ジョニー側は、このタブロイド紙の複数のプライバシーの侵害と、ボイスメールメッセージの傍受、違法なデータ収集による個人情報の誤用をバッシングしている。新たに訴える方向でもいるようだ。