人気歌手レディー・ガガ、マドンナら人気セレブたちが、ハッキングの被害に遭っていたことが明らかになった。米Varietyが報じている。
ニューヨークを拠点とする大手エンターテインメント法律事務所の「Grubman Shire Meiselas & Sacks」は、内部データがハッキング被害に遭ったことを明かした。そこにはクライアントである、マライア・キャリー、クリスティーナ・アギレラ、ブルース・スプリングスティーン、ニッキー・ミナージュ、メアリー・J・ブライジ、エラ・マイ、キャム・ニュートン、ベッド・ミドラー、ジェシカ・シンプソン、プリヤンカー・チョープラー、イディナ・メンゼルといった人気セレブたちの膨大な量の情報があったという。
盗まれた情報には、契約書、秘密保持契約、電子メールアドレス、電話番号、私的な通信など様々なものが含まれていたという。このハッキングが本物であることを示すために、同社はマドンナが2019~2020年に行ったツアー「Madame X tour」のLive Nationとの契約の抜粋を公開した。
同社は「私たちはサイバー攻撃の被害に遭いました」と声明で発表。さらに「クライアントとスタッフたちにこのことを通知し、私たちはこの分野の世界的な専門家を雇い、問題を対処するため24時間体制で取り組んでいます」と明かしている。
ハッカーグループの目的は盗んだデータを利用し、支払いを強要するようだ。またEmsisoftによると、法律事務所への攻撃は「REvil」と呼ばれるグループによって実行され、このグループは、過去に英国の通貨交換会社であるTravelexを含む企業や組織を標的にしていたという。
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