動画配信サービスのネットフリックスとAmazonプライムビデオが、現在新型コロナウィルスの影響により休止している撮影の再開の準備をしていることがわかった。
Varietyによると、フランスで撮影中であったネットフリックスの「Arsene Lupin」とAmazonプライムビデオの「Voltaire, Mixte」は新型コロナウィルスによる都市ロックダウンのため、3月中旬に撮影が一旦休止となっていた。しかし今回の報道によると「Voltaire, Mixte」は7月中旬頃から撮影を再開する予定で、現在準備が進められているとのことだ。
「Voltaire, Mixte」は1960年代のフランスで、男子校に初めて女子学生が入学できるようになったという時代設定。愛、解放、セクシュアリティ、自己受容を描くという。
また「Arsene Lupin」の撮影再開予定は9月頃だといい、「Voltaire, Mixte」よりは時間がかかるそう。本作の主演は映画『最強のふたり』などで知られるフランス人俳優オマール・シーで、撮影が休止した当時はルーヴル美術館で撮影していたという。
フランス以外にも、映画業界が再始動し始めている国もある。今月上旬、イタリアとチェコのプラハは共に撮影を再開。制作再開にあたり、新型コロナウィルスの検査をキャストやクルー全員が受けたり、セットでの体温計測など各国それぞれのルールやポリシーが作られているという。
感染者や死亡者が少しずつ減少してきているヨーロッパ各国では、ロックダウンが緩和されている都市も多い。このままハリウッドにも制作再開の兆しが見えるだろうか。
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