フローレンス・ピューが主演を務めたホラー映画『ミッドサマー』に登場する花のドレスが、なんと高額で落札された。DailyMaillなどが伝えている。
『ミッドサマー』を作り出したスタジオA24は、チャリティー・オークションを開催し、このドレスを出品。それをなんとアカデミー博物館が65,000ドル(日本円でおよそ700万円)で落札したのだという。
この花のドレスは、フローレンス・ピュー演じる主人公のダニーが、スウェーデンの田舎町ホルガで行われた夏至祭の終盤に着用したもの。本作のドレスは話題となり、米時間2月9日(日)、アメリカ・ロサンゼルスにて映画の祭典「第92回アカデミー賞授賞式」のオープニングで歌手/女優のジャネール・モネイが、このドレスをイメージした衣装を着用したことでも知られている。
【第92回 #アカデミー賞 】
オープニングではジャネール・モネイが映画「グレイテスト・ショーマン」の「Come Alive」を華やかに披露🎤✨衣装は映画「ミッド・サマー」をイメージしていたそう🌸バックダンサーにはジョーカー!?さらにビリー・ポーターも登場✨#Oscarspic.twitter.com/E9r8Ipe0yG— tvgroove 海外セレブ/エンタメ/ファッションNews (@TVGroove) February 10, 2020
今回のA24が発表したオークションは、新型コロナウイルスの影響下で戦っている取り組みを支援するための、映画の小道具のチャリティー・オークション。
ドレスの説明欄には「ダニの戴冠式の後に着用されたオリジナルのメイクイーンガウン。1万本のシルクの花で作られており、驚異的な30ポンドの重さです」とつづられている。オークションで集まった資金は、ニューヨークの団体に送られる。このドレスのお金に関してはニューヨーク市消防局の公式非営利団体であるFDNY財団に寄付されるという。
『ミッドサマー』は、長編デビュー作 『ヘレディタリー/継承 』が世界中の映画サイト、映画誌に絶賛され、いまハリウッドの製作陣が”最も組みたいクリエイター”としてその動向に注目が集まっているアリ・アスター監督の最新作。
主人公のダニー(フローレンス・ピュー)が、恋人のクリスチャン(ジャック・レイナー)とその友人たちと5人で、スウェーデンの奥地の村で行われる“90年に一度の祝祭”を訪ねる。ほとんど太陽が沈むことのない白夜の中、美しい花々と美味しい食べ物、そして優雅に舞い踊る人々。しかし、そこから想像を絶する悪夢が始まるというストーリーだ。