人気歌手のセレーナ・ゴメス(27)が、移民系の卒業生たちに感動のスピーチを送った。
移民の学生へメッセージ
今年度は、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりソーシャル・ディスタンスを保つため、多くの学校が休校になりリモートによる授業やオンラインでのダンスパーティーなど、例年とは違う対応を取ることとなった。卒業式も、オンラインまたは人数を大幅に削減するなどして実施されたため、今年度の卒業生にとっては残念な部分も多かったようだ。
セレーナ・ゴメスは5月23日、YouTubeで行われた移民系卒業生のためのオンラインイベント「Immigrad 2020 Virtual Commencement」にサプライズで出演。高校と大学を卒業する学生たちへ向け「移民卒業生のみんな、おめでとう!これはバーチャルセレモニーだけど、とてもリアルなもの。みんなの家族やコミュニティにとってもリアルです」と挨拶をした。
自身の家族もメキシコからアメリカへと渡ってきた経緯を持つセレーナは「みんなはとても大切な存在だということを知ってほしい。あなたたちの経験はアメリカの歴史において大切な一部。私はメキシコ系アメリカ人三世としてとても誇りを持っているし、私の家族が選んだ道や彼らが犠牲にしたものが今日の私を作っています。私のバックグラウンドは決して特別なものではない。私達みんなそれぞれが、似たような物語を持っています」と、自分たちのルーツに誇りを持っていると話した。
「あなたの家族がどこ出身か、あなたの滞在資格がどのようなものかなどは関係ない。教育を受け、自慢の娘/息子になり世界を切り開く決断をあなたたちはしたのです。だからみんなに私の愛を送ります。おめでとう!」と語ったセレーナ。最後に「みんながなりたいものに向かって出発できることを願っています」と、感動の一言で締めくくった。
セレーナは先日もインスタグラム上で行われた卒業イベント「#Graduation2020」に出演。女性司会者オプラ・ウィンフリーのスピーチを引用したセレーナは、視聴者にあと少しの我慢を呼びかけ、熱いメッセージを送った。
「オプラはこう言ってたわね。『あなたがなりたいものになるんじゃない。あなたが信じるものになるの』って。あなた自身が自分を信じられないのに、他の誰かが自分を評価してくれるなんて思わないで。これから状況が落ち着いて、大人数で集まれるようになったら、ぜひみんなでお祝いしましょう。それまでどうか、友人や家族を大切に、安全で健康に過ごしてね。卒業おめでとう!」