テイラー・スウィフト(30)が、ある人物の声を使ってカバー曲をリリースしたと話題になっている。また、その経緯はかなり作戦が練られていたようだ。E!Newsなどが伝えている。
テイラー・スウィフトといえば、5月25日に、サンドラ・オーが主演を務める、エミー賞など賞レースを席巻した大ヒットドラマ「キリング・イヴ/Killing Eve」の最新話での映像を投稿。同映像にはテイラーのヒット曲「Look What You Made Me Do」の、男性の声によるカバーが使われており、これにテイラーは「ジャック・レオパーズ&ザ・ドルフィン・クラブによる『Look What You Made Me Do』のこのカバーにとっても興奮しているわ!」とキャプションを添えた。
VERY STOKED about this cover of lwymmd on @KillingEve by Jack leopards & the dolphin club!! pic.twitter.com/fhkLfOssfm
— Taylor Swift (@taylorswift13) May 25, 2020
実はこの投稿にはかなり深い意味があったようだ。テイラーといえば、以前所属していたレコード会社「ビッグ・マシーン・レコード」と、同社を買収したスクーター・ブラウンと版権問題で揉めている事で知られている。
ドラマの楽曲使用を依頼された際、テイラーはこのまま使用してしまうと楽曲使用料がスクーターたちに請求されてしまうと思ったようで、ジャック・レオパーズ&ザ・ドルフィン・クラブにカバーしてもらい、それを使用しようと決断したようだ。
このジャック・レオパーズ&ザ・ドルフィン・クラブというのは存在しないバンド名で、実はこのカバーしている声は、テイラーの弟のオースティン・スウィフトだと言われているのだ。
その理由として、以前英デイリー・メール紙が、テイラーが同ドラマに出演する女優フィービー・ウォーラー=ブリッジに弟が番組のサウンドトラックで歌えないか尋ねたという話が報じられたことや、さらに過去にオースティンがザ・ドルフィン・クラブというハンドルネームをツイッターで使用。極めつけは、このカバー曲のジャケット写真の人物は、顔は隠されているが、幼い時のオースティンなのだ。なのでオースティンがシンガーなのはほぼ間違いないだろう。
またジャック・レオパーズというのも、テイラーが長年一緒に作曲活動をしているジャック・アントノフのことである可能性が高く、また去年の終わり、テイラー家族とジャックたちがスタジオ入りする姿も目撃されている。
さらに楽曲には「Nils Sjöberg」という人物がプロデューサーとして参加していると記載されているのだが、これはテイラーが元恋人カルヴィン・ハリスと、「This Is What You Came For」を制作した際にも使っていた偽名で、「Look What You Made Me Do」のミュージックビデオにも、お墓のシーンである墓石にその名前が刻まれている。
そしてさらに意味深なのが、その墓石にはドルフィン(イルカ)のマークがついており、ザ・ドルフィン・クラブの関連をこの時からすでに示していたようだ。
recordemos que nils sjöberg murió porque había una tumba con su nombre en el video de look what you made me do pero resucitó para producir la nueva cover de esa misma canción, taylor no bromeaba cuando dijo honey i rose up from the dead i do it all the time pic.twitter.com/1Ub1PP5J0x
— jazz (@swiftiegirI) May 25, 2020
とても計算しつくされた方法でカバー曲をリリースしてテイラー。これではスクーター側も到底かなわないだろう。