人気児童小説「ハリー・ポッター」の著者であるJ.K.ローリング(54)が、新たな本を無料で公開した。
J.K.ローリングの新書のタイトルは「The Ickabog」で、子供向けのおとぎ話となっている。またローリングは「これは『ハリー・ポッター』のスピンオフではないわ」と、ハリー・ポッターとの関連を否定している。
またこの本は、ローリングがハリー・ポッターシリーズを書いている間にストーリーのアイディアが思いついたとも明かし「最初のほとんどの下書きは突発的に書いて、ハリー・ポッターの本を書いているときにスタートしたの。『ハリー・ポッターと死の秘宝』の後に出版するつもりでした」「でも最後の『ハリー・ポッター』の本が出た後、私は出版からちょっと休みたかったのです。結局その状態は5年続きました」と、エピソードと出版が遅れた理由を明かした。
そんなローリングがこのタイミングで同書を公開することになったのには、ある理由があった。
ローリングは「ここ数週間のディナーの最中、私は現在ロックダウンの状況下にいる子供たちのために『The Ickabog』を無料で公開しようとひらめいたのです。屋根裏部屋の埃のかぶった箱から原稿を出し、数年ぶりに読み、書き足し、架空の世界に入り込みました」と明かした。
現在公式サイト( https://www.theickabog.com/home/ )にて、「The Ickabog」の第一章と第二章が公開されている。5月26日から公開がスタートし、7月にかけて1章ずつ公開されていくようだ。また今年の11月に印刷物、電子書籍、そしてオーディオ形式で出版される予定となっている。また出版後、同作の全利益は新型コロナウイルス救済活動へ寄付されるという。
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