人気SF映画『スター・ウォーズ』シリーズの、ルーク・スカイウォーカー役で知られる俳優のマーク・ハミルが、映画の中の重要シーンを1年間隠し通していたことを明かした。
『スター・ウォーズ』の、1977年から1983年にかけて公開された旧三部作(エピソード4~6)の、エピソード5では、主人公ルーク・スカイウォーカーの父親が敵軍のダース・ベイダーであることが明らかになり、ダース・ベイダーがルーク本人に「Luke, I am your father.(ルーク、私がお前の父親だ)」というシーンはあまりにも有名だ。
5月25日、アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーの公式ツイッターは「もしあなたが映画史の中で、あるワンシーンの撮影シーンのセットに訪問して見ることができるとしたら、どのシーンを選びますか?」という質問を投げかけた。
このツイートにある『スター・ウォーズ』ファンが、「『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』の『ルーク、私がお前の父親だ』のシーン。これは『スター・ウォーズ』作品の中でも最高の瞬間の一つで、このマーク・ハミルの演技は本当にすばらしい。そしてこのセリフを聞いたときの他キャストやクルーたちのリアクションも見てみたい」と書きつづった。
するとこれにマーク本人が反応。このツイートを引用リツイートする形で「キャストとスタッフは、完成した映画を見た時初めて知ったんだ。ぼくたちが撮影した時、ダース・ベイダーのセリフは『お前は真実を知らない、オビ=ワン・ケノービがお前の父親を殺した』だったんだ。監督のアーヴィン・カーシュナーと、クリエイターのジョージ・ルーカスとぼくだけが、その後吹き替えられることを知っていたんだ。1年以上もその秘密を隠し通していてツラかったよ!」と、なんと実際の撮影では別のセリフで、ダース・ベイダーが父親という事実は映画の撮影が終わるまで隠し通されていたことが明らかになった。
The cast & crew first learned of it when they saw the finished film. When we shot it, Vader's line was "You don't know the truth, Obi-Wan killed your father." Only Irvin Kershner, George Lucas & I knew what would be dubbed in later. Agony keeping that secret for over a year! 😩 https://t.co/DcB2lW8AhC
— Mark Hamill (@MarkHamill) May 24, 2020
当時もネタバレにはかなり徹底していたようだ。1年隠し通していたマークもすごい…。