人気歌手のビリー・アイリッシュ(18)が、度々受ける体型についての批判への反論としてショートフィルムを公開した。
「私の責任じゃない」
ビリー・アイリッシュは5月26日、「私の責任じゃない」と大文字で書き、「ツアーで見せるはずだったショートフィルム。ビリー・アイリッシュ作」とキャプションがついた動画をインスタグラムやYouTubeに投稿。ここでは彼女が人々から受ける批判や、なぜこのようなファッションを選んでいるか、そして自身の体をどれくらい大切にしているかを率直に語っている。
動画の冒頭ではいつもどおりのオーバーサイズスウェットを着ているビリー。「私のことを知ってる?本当に?知ってるの?あなたは私の意見、私の音楽、私の服、私の体に対して意見があるみたいだね」といったナレーションが入ると共に、厚着している服をすこしずつ脱いでいくビリー。
「私の着る服を嫌う人がいる。褒める人もいる。私を使って他の人に恥をかかせる人もいる。私に恥をかかせる人もいる。いつも見られていると感じる」
「私がすることは全て見られている。人から見られ、拒否されることを気にしていたら、動くことすらできなくなる」
「私に痩せてほしい?弱くなってほしい?柔らかくなってほしい?背が高くなってほしい?静かになってほしい?」
「自分が着心地をいいものを着たら、女じゃないと言われる。一枚脱いだらビッチと言われる。私の体を見たことがないはずなのに、なんで見下すの?」
パワフルに訴えかけたビリーは最後に「私達は他人をどんな人だか決めつける。他人の価値を。私がもしもっと着たら、もしくはもっと薄着になったら、誰が私という人を決める?その意味は?私の価値はあなたの価値観で決まるの?あなたの私に関する意見は私の責任ではない?私の責任ではない」とパワフルに訴えかけた。最後には、ビリーにとってレアなクロップトップ1枚という姿になり、水の中に潜っていく。
ビリーは「性的な目で見られたくない」といった理由で以前よりオーバーサイズな衣装でテレビや授賞式に出演しており、彼女らしいファッションとして知られている。しかしハワイでのバカンスをした際、水着姿をSNSで公開すると「尻軽女」「ビッチ」などといった批判コメントが殺到。これに関し「私は何をしても勝ち目がない」とインタビューで話していた。