昨年20歳という若さでこの世を去ったディズニースターのキャメロン・ボイス。誕生日に彼の両親が涙ながらにメッセージを公開した。
キャメロン・ボイスはディズニー・チャンネルの「ジェシー!」や『ディセンダント』シリーズのカルロス役などで知られていた俳優。彼は2019年7月6日、眠ったまま発作を起こしそのまま死亡しているところが発見され、ファンや家族が深く悲しんだ。彼は生前から持病のてんかんに悩まされていたことが明らかとなっていたが、死因も睡眠中に起きたてんかんの発作起きたことにより急死したことが判明していた。
今回キャメロンの母リビー・ボイスは、キャメロンの誕生日である5月28日にファンに対しメッセージ動画を投稿。生きていれば21歳を迎えるはずであったキャメロン。彼の名を掲げたてんかんのアウェアネス(認識)を広めるチャリティ団体「The Cameron Boyce Foundation」への寄付が5万ドル(約550万円)に達したことに対し母リビーは「The Cameron Boyce Foundationページに寄せられた寄付やコメントを全部読みました。素晴らしいコメント、そしてこんなにも多くの人がキャメロンを愛してくれたことに本当にびっくりしています」と話した。
彼女は「本当にありがとうと伝えたいです、感謝しています。これをすることによって彼の死は無にはなりません。ありがとう」と涙ながらに語った。
また別の投稿では『ディセンダント』でキャメロンと共演していた女優のダヴ・キャメロンとコラボをし、チャリティTシャツの販売が実現したことを明かした両親。Tシャツのデザインはダヴがキャメロンにインスパイアされて入れたタトゥーと同じものとなっており、これを他の共演者も着ている姿が投稿されている。
こちらの動画ではキャメロンの父ヴィクターが「キャメロンが本当に恋しいです。みなさんのサポートに感謝しています。ありがとう以外に言葉がありません。今は新型コロナウィルスのせいでみんなが苦しんでいる。苦しいのは私達だけではない。お願いですから、人に優しくして一緒に乗り越えましょう」と感謝のメッセージ。母リビーは泣きながら「このTシャツを買ってくれる人、本当にありがとう」と話した。
生前にはキャメロン自身も反銃社会を訴える団体や、安全な飲み水を確保することが難しいアフリカの国々へ水を提供する非営利団体「The Thirst Project」とコラボし、Tシャツをデザインするなど積極的にチャリティ活動をしていた。そんな心優しい彼の誕生日に、ファンや家族、共演者がひとつになった。