クリストファー・ノーラン監督最新作の映画『TENET テネット』に出演している人気俳優のロバート・パティンソンが、撮影中の苦労について語った。
先日、最新版予告が公開され、物語の詳細が少しだけ明らかになったのだが、時間が逆戻りするなどクリストファー・ノーランらしい難解な設定が話題となっていた。そんな中、ロバート・パティンソンはインターナショナルマガジン「Esquire」のインタビューで、映画制作中にストーリーに目を向けることを苦労したと認めた。「実際、正直なところ何が起こっているのか、理解しているのかどうかさえわからないときが何度かあった」とコメント。
「結局のところ、何が起こっていたのか僕たち(ロバート・パティンソンと主演のジョン・デビィッド・ワシントン)どちらも正確に知らなかったという“絆”ができていたと思う。でもそのあとこう思ったね。ジョン・デヴィッドは知ってたのかもって。彼はなにか起こっているか知る必要があったし」と語った。
先日、ジョン・デビィッド・ワシントンがComicbook.comのインタビューに応じた際、「毎日、僕は彼(クリストファー・ノーラン)に確認したよ。彼はとても礼儀正しく、冷静に、そして忍耐強く僕の質問に答えてくれた。俳優たちが、このストーリーを正しく追っていけているかが、とても重要だったんだ」と撮影時のエピソードを披露していた。演者も苦労するほどの難解なストーリー。公開を楽しみにしている人も少なくない。
本作にはジョンやロバート以外にも、豪華キャストが名を連ねる。エリザベス・デビッキ(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』)そして『ダンケルク』に続いての出演となる、マイケル・ケイン、ケネス・ブラナーなど。
ロバートはまた「長年見てきた中で、一番クレイジーな作品」と過去のインタビューで答えているため、期待が大いに高まっている。『TENET テネット』は7月17日に米公開予定。