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黒人男性ジョージ・フロイドさんを殺害した白人警官、刑務所では「自殺の恐れがあるため常に監視されている」と関係者

ジョージ・フロイドさんを殺害したデレク・ショービン被告 NEWS
ジョージ・フロイドさんを殺害したデレク・ショービン被告

アフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさんを殺害したとして起訴された警察官のデレク・ショーヴィンが、刑務所で自殺する恐れがあるため常に監視されていることが明らかになった。

米時間5月25日(月)、ミネソタ州ミネアポリスで、ジョージ・フロイドさんが白人警察官のデレク・ショーヴィンに7分以上にわたり首を圧迫され、そのまま亡くなるという事件が起きた。無抵抗の被害者を拘束し、首を膝で押さえつけた警察官は、フロイドさんが「息ができない」と助けを求めたにもかかわらず、それに応じず死に至らしめた。人種差別の象徴ともいえるこの事件に対し、全米各地で抗議デモが行われ、またフロイドさんの死に多くのセレブたちもショックを受け、終わらない人種差別、そしてその後のドナルド・トランプ大統領の暴力賛美ととれる発言に怒りのコメントを発表している。

フロイドさんを殺したショーヴィンは当初免職処分を受けただけであったが、5月29日に第3級殺人罪などで起訴され、現在はミネソタ州の刑務所にいる。

刑務所の関係者がTMZに話したところによると、ショーヴィンは5月29日の午後にミネソタ州セントポールにあるラムジー郡刑務所に連行された際、誰とも一切目を合わせることがなかったという。彼は一度全ての服を脱がされボディチェックを受け、囚人服に着替えたそうで、現在は独房に入れられている。

同人物によるとショーヴィンは監視カメラで常に監視されておりこれをガードが常に見ているという。さらに15分おきに監視員が直接彼を訪れるという徹底的な対応。関係者は“スーサイドウォッチ(自殺の恐れがあるための監視)”という単語は使わなかったものの、当局の別の情報筋によると実質スーサイドウォッチが行われている状況だという。

ショーヴィンは独房の中に1日23時間入っており、1時間だけ特定のエリアで休憩を取ることができる。彼には本や鉛筆、紙が与えられているが、その他は何も手にできないそうで、独房の中のベッドは床に接着しており、枕もベッドに縫い付けられている。

先日、ショーヴィンの妻ケリーさんはこの事件を受け離婚を申請。ケリーさんの弁護士は「今晩、私はケリー・ショーヴィンと彼女の家族と話しました。彼女はフロイド氏の死に打ちひしがれ、彼女はフロイドさんの愛する家族、そしてこの悲劇を悲しんでいるすべての人にこれ以上ないほどの同情を感じています。彼女はデレク・ショーヴィン氏との結婚を解消する申請をいたしました」と発表した。

また弁護士は「ケリーさんにはデレク氏との間には子供はいませんが、この困難な時期に、彼女の子供たち、彼女の両親、そして彼女の親戚家族に安全とプライバシーを与えることを心からお願いしています」とコメントした。

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