人気歌手のレディー・ガガが、殺害された黒人男性ジョージ・フロイドさんの事件、そして黒人の人々のために声をあげた。
米時間5月25日(月)、ミネソタ州ミネアポリスで、アフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさん(46)が白人警察官のデレク・ショーヴィンに7分以上にわたり首を圧迫され、亡くなってしまうという悲惨な事件が起きた。
無抵抗のフロイドさんを拘束し、首を膝で押さえつけた警察官は、フロイドさんが「息ができない」と助けを求めたにもかかわらず、それに応じず死に至らしめた。またフロイドさんが黒人で、警官が白人であったことから、人種差別の象徴として、全米各地で抗議デモが行われている。
そんな中、人気歌手のレディー・ガガが、SNSにて自身の想いを書きつづった。
この件について言いたいことはたくさんありますが、まず最初に言いたいことは、それが正当化される感情であるにもかかわらず、さらに怒りをあおる何かを言うことを恐れています。人種差別とそれを支持する腐敗したシステムの結果として、国内であまりにも多くの黒人の人々の命が何百年に渡り奪われてきたのと同じくらいに、ジョージ・フロイドさんが殺された事件に激しい怒りを覚えています。
黒人コミュニティーの声はあまりにも長い間沈黙され、またその沈黙は何度も致命的であることが証明されています。彼らが抗議するために何をしようとしても、彼らを保護するべきリーダーたちからの思いやりはありません。一般的なアメリカの人々は差別主義者なのです。それは事実です。
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さらにガガは、いかなる信仰であっても、すべてのコミュニティーが黒人コミュニティーをサポートする重要な時であると主張。そしてお互いに優しく、この腐敗したシステムがなくなるまで声をあげ続けることが重要だと述べた。
またガガは、ドナルド・トランプ米大統領のことも痛烈批判している。
私たちは長きにわたりトランプ大統領が失敗していることを知っています。彼は世界で最も強力なオフィス(ホワイトハウス)を持っていながら、黒人の人々の人生が失われて続けている間も、無知と偏見しか与えていません。私たちは彼が就任した時からバカで差別主義者であることは知っています。彼はすでに人種差別の根深いシステムを供給し、人種差別的活動をし、そして私たちは何が起きているか見ることができます。変化の時なのです。
私たちは黒人コミュニティーへの愛を示さなければいけません。白人で特権のある女性として、それを支持する誓いを立てます。私たちは特権が与えられたコミュニティーとして、人種差別と戦い、それによって殺されている人々のために立ち向かうのにまだ十分に行えていません。
これは正義ではありません。これは私たちの国を定義する大きな悲劇であり、長年続いてきています。私は悲しみ、怒りを覚えます。どう変化すべきなのをできるかぎり効果的で非暴力的な方法で伝えられるよう、適切な言葉を使うようにします。