人気歌手のホールジー(25)が、白人警察に殺害された黒人男性ジョージ・フロイドに関する抗議活動(プロテスト)に参加。その際負傷した人々の治療にあたっている姿がとらえられた。
米時間5月25日(月)、ミネソタ州ミネアポリスで、ジョージ・フロイドさんが警察官のデレク・ショーヴィンに首を圧迫され、そのまま亡くなるという悲惨な事件が起きた。無抵抗の被害者を拘束し、首を膝で押さえつけた警察官は、フロイドさんが「息ができない」と助けを求めたにもかかわらず、それに応じず死に至らしめた。またフロイドさんが黒人で、警官が白人であったことから、人種差別の象徴ともいえるこの事件に対し、全米各地で抗議デモが行われている。
歌手のホールジーもこの事件について声をあげているアーティストの一人であり、彼女は先週末も米カリフォルニア州サンタモニカで行われたプロテストに参加。その際警察とプロテストの間に緊張が走り、警察が市民に対してゴム爆弾を発する場面も見られた。
このゴム爆弾の威力は命を落とすまでではないものの、中には治療が必要な傷を負う人もいる。今回ホールジーはこのゴム爆弾により負傷した人々を治療している姿が写真におさめられた。
.@Halsey comes to the aid for many protesters during The #BlackLivesMattter protests in LA. pic.twitter.com/4mSbXCZ1SW
— Pop Crave (@PopCrave) June 2, 2020
これを見たネットユーザーは「彼女を尊敬する」「本物のクイーン」などと称賛している。
またホールジーはこのプロテストの後に、ツイッターを更新。そこで「このゴム爆弾は“致命的じゃない”と言われているからといって、甘く見ないで。今日顔全体が爆破されたような男性を治療したから」「だから“おおげさだ”とか家からツイートする前に、負傷した人の気持ちも考えて」と、ゴム爆弾の威力について呼びかけた。
また彼女はプロテスト中の写真も投稿。「発射されたゴム爆弾VS私達。私達は線を越えてなかった。両手をあげていた。動いてなかった。なのにガスと爆弾を発射した」と、抵抗していない抗議活動者たちに対し警察がガスや爆弾を発射したと書いている。
fired rubber bullets at us. we did not breach the line. hands were up. unmoving. and they gassed and fired. pic.twitter.com/K8YauF0APn
— h (@halsey) May 31, 2020
ホールジーは別の日にも、歌手のヤングブラッドと共にデモに参加。そこで彼女が逮捕されたのでは、というウワサがあったのだが、ホールジーは「私は逮捕されなかった。私は安全よ。そこにいた多くの人々がビザを持っていたから、安全なところに避難しなきゃいけなかったの。私自身と多くの参加者は(ゴムの弾で)撃たれ、ガスを噴射され、敵対された。最前線は落ち着いていて、誘発はなかった。それでも多くの人は安全ではなく、また多くの人が拘留されているの。保釈団体に寄付をお願いします!私もしている!」と明かした。
I WAS NOT ARRESTED.
Im safe. There were ppl I had to get to safety as many of them have VISAs. Myself + many of my peers were shot, gassed + antagonized. The frontline was calm + did not provoke
BUT MANY ARE NOT SAFE + MANY ARE IN CUSTODY
DONATE TO BAIL ORGS!!!
I AM CURRENTLY— h (@halsey) May 31, 2020