人気歌手のジャスティン・ビーバーが、白人警官によって殺害されたアフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさんの事件を受け、妻のヘイリー・ビーバーと共に、CNNコメンテーターと対談した。
アメリカ人5月25日(月)、ミネソタ州ミネアポリスにて、アフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイド(46)が、偽札を使ったのではないかという疑いで、駆け付けた警官は手錠をかけ、フロイドさんをそのまま地面に押さえつけた。
ジョージさんは無抵抗であったにもかかわらず、警察は彼の首をヒザで圧迫。ジョージさんは「息ができない」「殺さないで」と訴えかけるもそのまま7分以上圧迫され、その後救急車が駆け付けたが、ジョージさんは亡くなってしまった。
白人警官が黒人に虐待、そして殺害するという事件は過去に多発しており、これは人種差別の象徴であると世界の人々がショックと怒りを覚え、現在アメリカでは抗議デモが行われ、一部暴徒化している。
そんな中、ジャスティン・ビーバーが、妻のヘイリー・ビーバーと共に、CNNコメンテーターのアンジェラ・ライとの対談を行った。
対談の中でジャスティンは「ぼくはずっとこのことが残念だと感じてきたよ。なぜ黒人男性が殺されなきゃいけないんだ。自分の目をブランケットで覆いたくなるほどにね。なぜ今なのか?そのことが起きると本当に心が苦しいよ」と、胸の内を明かした。
フロイドさんの事件直後にもジャスティンはSNSで「こんなことはやめなければならない!こういう事件は本当に苦しいよ。この男性の死はぼくを本当に苛立たせる。そしてとても悲しい。人種差別は悪だ。ぼくたちは声を上げなければいけない!みんなお願いだよ…。ジョージ・フロイドさんを残念に思う」とコメントしていた。
.@JustinBieber speaks out about the death of George Floyd:
“this makes me absolutely sick…we need to use our voice! Please people. I’m sorry GEORGE FLOYD” pic.twitter.com/B1jxo7JSJZ
— Pop Crave (@PopCrave) May 28, 2020
妻のヘイリーはこの対談動画をインスタグラムに投稿し「一人の白人女性として、私は特権を持っていることを知っています。そしてそれが何を意味するのかについては理解していませんでした。人種的にくくられ、狙われ、肌の色を理由に人生が失われるかどうか不安を感じる毎日はどんなものであるかを自分が理解することはないでしょう。私はそのことについてさらに知りたく、質問し続け、この会話をしました。私は味方になるため学び続け、無知になる人生を歩むなんてことは拒否します」と強く書きつづった。
またクリスチャンで知られるジャスティンとヘイリー。ビデオの中でジャスティンは「ぼくもヘイリーもお互いクリスチャンで、ぼくたちはジーザスの愛を信じています。イエスの愛は人々の心を変えるものだとぼくは信じている」と語っている。