映画『ハリー・ポッター』『美女と野獣』などで知られる女優のエマ・ワトソンが、現在起こっている“Black Lives Matter(黒人の命は重要)”活動に参加。しかし、この投稿がバッシングを受けている。
黒人のジョージ・フロイドさんが白人警官に殺害された事件がきっかけで、現在、大規模な抗議活動が行われている。「BlackLivesMatter(黒人の命は重要)」というスローガンを掲げた抗議活動が激しくなっており、また6月2日は「Blackout Tuesday(停電の火曜日)」というハッシュタグを使い、真っ黒に塗りつぶされた画像を投稿するというSNSでの活動を多くの著名人が行った。
「Blackout Tuesday(停電の火曜日)」とは、通常のビジネスを中断し、人種差別撤廃に思いをはせる日にすることを呼びかけた運動。音楽業界から始まったムーブメントだが、同業界以外の多くの人々がソーシャルメディアに黒く塗りつぶされた画像を投稿することによって、その呼びかけに参加した。
女優のエマ・ワトソンもこれに参加した一人であり、真っ黒な画像を投稿し「#BlackoutTuesday」のハッシュタグをつけた。
エマはこの日まで、今回のジョージ・フロイドさんの事件に関してコメントなどを出していなかった。そのためファンは「あなたの主張はこれだけなの?」「これは“やっつけ仕事的”だし、悪影響だということに気づいてほしい。BlackoutTuesdayは沈黙のムーブメントであり、あなたがこれを投稿することによりメディアがあなたに注目してしまい、重要な情報が届かなくなってしまう」などと指摘。また「財布を開いて」と、エマに寄付をするよう訴えるコメントなども見られた。
エマの投稿
https://www.instagram.com/p/CA8TTnmqli6/
エマはこの翌日である6月3日に新しくインスタグラムに投稿。「イギリスでのBlackoutTuesdayが終わるまで黙っていた」と、これまで発言をしなかった理由を書いた。
またエマは友人でありアーティストのファハム・ペクー(Fahamu Pecou)のアート写真を投稿し、詩も載せた。
この一連の「Black Lives Matter」運動はかなりセンシティブなものであるため、様々な知識や気遣いが必要。差別のない社会を目指すため、著名人の多くが戦っている。