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「カープール・カラオケ」ジェームズ・コーデン、番組の黒人メンバーの体験に涙! 「本当に辛い」と語るメンバーに「抱きしめてあげたい」[動画あり]

ジェームズ・コーデン NEWS
ジェームズ・コーデン

「カープール・カラオケ」などで知られる英コメディアン/俳優のジェームズ・コーデンが、自身の番組の黒人メンバーと共に涙を流しながら差別の現状について語った。

メンバーが差別の体験を語るのは5分27秒から~

https://youtu.be/qUZIzYwmEDE

米時間5月25日(月)ミネソタ州ミネアポリスで、黒人男性ジョージ・フロイドさんが「偽札を使った疑い」があるとして白人警察官のデレク・ショーヴィンに7分以上にわたり首を圧迫され、そのまま亡くなるという事件が起きた。無抵抗の被害者を拘束し、首を膝で押さえつけた警察官は、フロイドさんが「息ができない」と助けを求めたにもかかわらず、それに応じず死に至らしめた。

この痛ましい事件をきっかけに、アメリカをはじめとした世界各地で人種差別をなくす抗議デモが行われており、またSNSでは影響力のある著名人たちの多くが声をあげている。

ジェームズ・コーデンは6月1日に放送された自身のトーク番組「The Late Late Show」の冒頭モノローグで、視聴者になんと言えばいいか、また一体自分の意見には筋が通っているのだろうかと自問をしたと語った。そして今回のことにおいて「人々は声をあげるべきだ、特に白人は」と話した。

「白人はもう『うん、自分は差別主義者じゃない』って言葉で言うだけじゃ不充分だ。差別というのは僕たち(白人)が解決しなければならないもんだいなんだよ。差別は黒人コミュニティが作り上げた問題じゃないんだから、当然彼らが解決できるわけないよね?」と、差別は白人が始めたものであるため、白人が終わらせなければならないと訴えたジェームズ。

また今回の新型コロナウィルスの状況下で、黒人や褐色肌の人々は白人よりも治療を受けられない人が多かったり、エッセンシャル・ワーカー(医療従事者、食品スーパー、ゴミ収集など休業することが難しい職業)の数が白人より多いことにも触れ、「彼ら(黒人たち)は社会をもっと助けているのに、支援は(白人より)少ない。その怒りを理解するだけではなく、“感じる”必要がある」と話した。

「もっと(差別をなくすために)行動したい。もっと勉強して、これをスタートにしたい」と語ったジェームズ。

するとジェームズは、同番組の生バンドのリーダーでありアフリカ系アメリカ人男性のレジー・ワッツをビデオチャットでゲストに迎えた。レジーは幼い頃、幸運にも両親が彼を差別という経験から守ってくれたが、両親自身はアメリカでかなりの差別と戦ってきたと話した。例えばレジーの父はアフリカ系アメリカ人で母がベトナム人だが、当時、異人種同士(白人&黒人、アジア人&黒人など)の結婚は法で認めておらず彼の両親の結婚も認められなかったという。

レジーは涙を流しながら「アメリカの中西部には黒人コミュニティの歴史があるけど、あまりたくさんは見ないようにしている。あまりにも苦痛と悲しみにあふれているから」と訴えると、ジェームズも泣き始める。

ジェームズは「こんな気持になっている君が本当に不憫だよ・・・。君の近くに行って、抱きしめられたらどんなにいいか」と、震える声で話した。

「僕は人生、ずっと普通の人間として見られるように戦ってきた。“見た目によって不利になっている人”として見られないようにね。でも見た目によって不利になっていることが現実。今すごく感じることが多い。本当につらいよ」と語ったレジー。彼は自分のプラットフォーム(SNSなど)を“良いことのため”に使っていくと話した。

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