歌手のザ・ウィークエンドが、先日警官に殺害され亡くなったジョージ・フロイドさんの事件を受け、3つの支援団体に50万ドル(約5380万円)を寄付したことが明らかになった。
米時間5月25日(月)、ミネソタ州ミネアポリスで、アフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさんが白人警察官のデレク・ショーヴィンに7分以上にわたり首を圧迫され、そのまま亡くなるという悲惨な事件が起きた。
人種差別は根深くこれまでにも白人警官が黒人を虐待する、殺害する事件は何度も起きており、今回もこの人種差別の象徴ともいえるこの事件に対し、全米各地で抗議デモが行われ、一部では暴徒化する事態となっている。
そんな中、歌手のザ・ウィークエンドが、3つの支援団体に多額の寄付をしたことが明らかになった。
ザ・ウィークエンドはインスタグラムで「BLACK LIVES MATTER(黒人の命は重要)」の画像と、支援団体へ寄付した証拠のスクリーンショットを公開した。
ザ・ウィークエンドは、人種平等を推進する団体「Black Lives Matter Global Network」に20万ドル(約2150万円)、アメフトのコリン・キャパニック選手の「Know Your Rights Camp」に20万ドル(約2150万円)、そして黒人の保釈金や交番前拘留なくす手助けをする団体「National Bail Out」に10万ドル(約1075万円)の計50万ドル(約5380万円)を寄付した。
この投稿にザ・ウィークエンドは「黒人の命のために実際に変化を推進し、すべてのリスクを冒しながらもがんばっている、兄弟姉妹のサポートを続けてください。お金に余裕のある人はできるだけ大きな額を、少ない場合でもできるだけの寄付をお願いします」と呼びかけた。
ドレイクも「National Bail Out」に寄付し、ブレイク・ライブリー&ライアン・レイノルズ夫妻が全米黒人地位向上協会に寄付、ハリー・スタイルズも抗議デモで拘留されてしまった人々の保釈金をサポートする団体に寄付したと明かしている。