BTS(防弾少年団)やBLACKPINK、その他K-POPを代表するアーティストのファンが一致団結し、SNSで人種差別に抗議をし話題となっている。
先月、無抵抗であった黒人男性のジョージ・フロイドさんが白人警官に殺害されるという事件が発生。これをきっかけに現在、「BlackLivesMatter(黒人の命は重要)」というハッシュタグやスローガンが多用され、SNSやデモなどを通し大規模な抗議活動が行われている。
一方でこの「BlackLivesMatter(黒人の命は重要)」のムーブメントに反対する人々もおり、彼らの多くは人種差別主義者、または白人至上主義者(“有色人種”よりも白人の方が優れているという思想)だと言われている。このような人々が「BlackLivesMatter」を真似し、「WhiteLivesMatter(白人の命は重要)」といったハッシュタグをSNS上でトレンド入りさせようという動きが出た。
しかしこれを知ったK-POPファンはこの「WhiteLivesMatter」というハッシュタグを乗っ取ることを決めたよう。彼らは「#WhiteLivesMatter」を使い、人種差別に抗議する内容、また抗議とは無関係にK-POPスターの画像などを数多くツイート。これらのポジティブな投稿で「#WhiteLivesMatter」のタイムラインを埋め尽くすことにより白人至上主義者たちのツイートを撃退するという大胆な作戦に出た。
https://twitter.com/armyfairyy/status/1268255630965395456
https://twitter.com/singl3_pringl3/status/1268357686321541121
https://twitter.com/JenasciaKin/status/1268256752148963328
これを見た「Black Lives Matter」のサポーターたちは「K-POPファンのみんな、ありがとう」「白人至上主義者たちと戦うつもりでツイッターを開いたけど、K-POPファンのみんなの投稿を見て超ハッピーになった!」「涙が出てくる」などと、彼らのクールな行動に感動の声をよせている。団結力の強いことで知られるK-POPファンだからこそ、成し得た運動だろう。
#WhiteLivesMatter LMAO I WAS READY TO INSULT THE SHIT OUT OF EVERYONE, THEN I SAW THAT K-POP STANS ARE DESTROYING THE# DAMN NEVER THOUGHT I'D BE THAT HAPPY SEEING K-POP FANCAM ???? pic.twitter.com/lb3Vpob0Wa
— Benjamin ??✝️ (@jibenmike) June 3, 2020