人気歌手のジャスティン・ビーバーが、ドナルド・トランプ米大統領のサポーターに痛烈な一言をお見舞いした。
5月25日、米ミネソタ州ミネアポリスにて、アフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさんが、白人警官に8分近くもの間首を圧迫され、そのまま死亡するという残忍な事件が起きた。これまでにも黒人が不当な扱いを受けることは長年にわたり起きており、人種差別の象徴といえる事件に世界中の人々が激怒。「#BlackLivesMatter(黒人の命は重要)」と呼びかける抗議デモが行われ、一部では暴徒化する事態も起きている。
そんな中、新型コロナウイルスの影響で延期になっていたアメリカの大統領予備選挙が、6月2日から、ワシントンD.C.、ニューメキシコ州、アイオワ州、サウスダコタ州、モンタナ州、また新型コロナウイルスで当初の日程から変更になったインディアナ州、メリーランド州、ペンシルベニア州、ロードアイランド州で行われている。人種差別の社会構造を壊すためにも、選挙はとても重要視されており、様々なセレブ達が投票に行くようSNSで呼びかけをしている。
6月2日、歌手のジャスティン・ビーバーもSNSで投票に行くよう呼びかけ、「今日は君たちが大統領予備選挙に行く番だよ!エンタメ業界は(#BlackoutTuesdayだったため)ストップしているから、どうか、今日は君たちの投票が必要であることを心にとどめておいて!勤勉さを認識し、あなたの行動を必要とする全体像の気づこう!」と書いた画像を投稿し、さらに「ぼくはカナダ人で投票はできないから、ぼくのためにも投票して」とキャプションに添えた。
現在のトランプ大統領は、これまでもずっと白人至上主義を促し、先日も暴力を賛美するようなツイートをし大バッシングを受けている。そんな彼を再当選はさせないよう、選挙に参加することを強く呼びかけたジャスティン。
しかしこの投稿に、トランプ支持者のあるユーザーが「そうよ、投票して2020年の大統領選はトランプに決まり!ジャスティン、あなたにびっくりしたわ!あなたは何よりもまずあなたはキリスト教でしょ。平和は神からのみもたらされるの。民主党に投票する黒人たちをさらに永続させるためなんかにSNSを使用するのはやめて!聖書を読んで、神が平和について言われたことを見てよ!」とコメントしたのだ。
これにジャスティンは反応し「君が失せるのはどうかな」と、ファックユーという言葉を使い痛烈に批判した。
ジャスティンの強烈な一言に、多くのファンたちは賛同。「ジャスティン最高」「やはりカナダ人は優れている」「さらにジャスティン応援したくなった!」「とてもシンプルかつ、わかりやすいリプライ!」「このトランプサポーターがキリスト教だってことも信じられないよね」とコメントしている。