人気歌手/女優のセレーナ・ゴメスが、自身のインスタグラムを黒人の人々が声をあげるためのプラットフォームとして提供することを発表した。
5月25日、ミネソタ州ミネアポリスでアフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさんが白人警官に殺害される悲惨な事件が起きた。これまでにも黒人が白人警官に虐待、殺害される事件は何度も起きているにもかかわらず、それでも見逃されてしまう人種差別の社会構造に世界中の人々が激怒。人種差別の撤廃に向けた抗議デモは毎日のように続いている状況だ。
多くのセレブたちも声をあげ、デモに参加する人もいれば、多額の募金をする人も出てきており、そんな中、セレーナがある画期的な行動に出た。
6月5日、セレーナ・ゴメスはアメリカ国旗の後ろで黒人の男の子がこちらを見つめている、悲しい写真を投稿し、こう書きつづった。
私は歴史においてこの重要な瞬間について、どのように正しいことばを伝えたらいいのか、葛藤しています。自分のソーシャルメディアを最も有効的に使うために考えた末、私たちは黒人の人々の声をもっと聞く必要があると思ったのです。この先数日間は、影響力のあるリーダーたちに焦点を当て、彼らに私のインスタグラムを代わりに使ってもらう機会を与えたいと思います!そうすることで、彼らは私たちみんなと直接話すことができますよね。私たち全員がよりよくなる義務があり、心と考えをオープンにして、彼らの話を聞くことからはじめることができます
セレーナといえば、過去に「インスタ女王」と呼ばれ、一時期世界一のフォロワー数を誇っていた。現在彼女のフォロワー数は1億7000万人以上という、セレブ界でもトップクラスの強力なプラットフォームを持っているため、影響力のあるセレーナがそのプラットフォームを黒人の人々が声をあげるために利用してほしい、提供しようと決意したようだ。