メーガン・マークル妃が、6月3日に行われた米ロサンゼルスにあるイマキュレート・ハート高校の卒業式にて、ビデオ動画による力強いスピーチを披露した。
Meghan, Britain's Duchess of Sussex, called the current events in the U.S. ‘devastating,’ in a video message she recorded for students graduating from her old high school in Los Angeles https://t.co/jg44YiRlDt pic.twitter.com/IRQWyVuQZr
— Reuters (@Reuters) June 4, 2020
メーガン・マークル妃は、「私は、ここ数週間のうちに起こった出来事にについて、皆さんに何かお伝えできることはないかとずっと考えていました。私たちの国やロサンゼルスという都市、そして地域で今発生している事態は、間違いなく壊滅的だと言えるでしょう。そんな中、今私が皆さんに何を言ってあげればいいのか、正直わかりませんでした。正しいことを言ってあげたいんです。でも、私の言うことが間違っていたり、批判されたりするのではないかと不安に感じていました。そして気がついたのです。何も言わないということが、最も間違っていることだと」と、語り始めた。
「なぜなら、ジョージ・フロイドさんの命も、ブレオナ・テイラーさんの命も、フィランド・カスティールさんの命も、タミル・ライスさんの命も、他の多くの、私たちが知っている人の命も知らない人の命も全て大切だからです。ステファン・クラークさんの命も。そして私は皆さんに謝らなければなりません。こんなことが現実に起こっている世界で、みなさんは成長しなければならないのです」と付け加えた。
さらに、「みなさんにはどうか、愛と思いやりを持って、声をあげてほしい。あなたたちの声は、これまでよりずっと遠くに届くようになっています。皆さんの多くはもう18歳です。これから18歳になる方もいるでしょう。18歳であれば、選挙に行けるのです。今のみなさんには、自分と同じ立場でない人の視点にも立てる思いやりがあります。この学校で教わったはずです。準備は十分に整っていますよ」と卒業生たちに訴えかけた。