現在、黒人のジョージ・フロイドさんが白人警官に殺害された事件がきっかけで「BlackLivesMatter(黒人の命は重要)」というスローガンを掲げた抗議活動が世界中で行われている。そんな中、カナダのパイロットが、人々を釘付けにする方法で強いメッセージを発信した。
現地時間6月4日木曜日、ディミトリ・ネオナキスさんはノバスコシアを飛行中に、ジョージ・フロイドさんに敬意を表して、拳のイメージを描くように飛行経路をたどった。
拳のシンボル↓
Guys! I was just informed taht if you’re white/non-black it’s preferable if you don’t use the #BLM fist as ur profile pic. Even if u wanna show solidarity, this is their moment and we should be here as backup! Please switch to a hashtag or something #BlackLivesMatter #GeorgeFloyd pic.twitter.com/nqBP8tjnmR
— 3blla||-// (@smallbean666) June 2, 2020
ディミトリ・ネオナキスさんが飛行経路を使って描いたシンボル↓
HAPPENING NOW In the skies over Halifax, Canada. https://t.co/v3ZPufQyEs pic.twitter.com/qdn459NpUz
— FlightAware (@flightaware) June 4, 2020
ディミトリ・ネオナキスさんは「今日、私はこの330海里の飛行パターンを飛行しました。これは、私が尊敬し支持する運動のシンボルの形です。私が自由に動き回っていたとき、ジョージフロイドの言葉『息ができない』が何度か思い浮かびました」とFacebookに綴った。さらに「これが私の表示する世界です。これが私のメッセージです。人種差別を終わらせて」と強いメッセージを送った。
CNNの取材には「私は発言する必要性を感じています。自分の道は空中であるので」と語ったディミトリ・ネオナキスさん。実は、彼が飛行経路を使ってメッセージを発信するのは、これが初めてではない。4月のノバスコシアでの悲劇的な大量射撃が起こった際にはハートを描き、さらには先月の墜落事故で亡くなったカナダの有名な航空アクロバットチームの広報担当ジェニファーケイシー大尉にも敬意を表し、「Luv Jen」という言葉を描いていた。
彼ならではのメッセージに、世界中の人々が心を打たれただろう。「BlackLivesMatter(黒人の命は重要)」のプロテストは毎日、世界の各地で行われている。