ディズニーランドを訪れる多くの人々が、その場所でディズニーキャラクター達に会い、写真に収めることだろう。しかし、多くの人が思い出として残すのは、アフリカ系アメリカ人やアジア系のキャラクターではなく、白人の王子様やお姫様ではないだろうか。
そんな中、ディズニー作品に登場するキャラクターに白人ではなく有色人種を採用してもらいたいと願うファン達がいる。アラジンとジャスミンのような中東系のキャラクターでさえ、ランド内では白人が演じているという現状に変化をもたらすためだ。
オンライン署名サイト「Change.org」 に寄せられた「ディズニーが有色人種のキャラクターに白人を採用することを辞めさせたい」という投稿には、すでに2万を超える署名が集まっている。
この投稿では、「ディズニーは人種差別に対して反対の姿勢を取っているにもかかわらず、有色人種のキャラクターにスプレーで色付けした白人の男性や女性を採用している。ジャスミンやポカホンタス、モアナ、ブラックパンサーなど、有色人種がモデルとなっているキャラクターは本来その人種の人々が演じるべきであり、現在のディズニーの行動は有色人種に対する侮辱ともとれるだろう。ディズニーランドを訪れる子供達は、それぞれその胸にヒーローを宿している。にもかかわらず、尊敬するキャラクターと全く異なる人種の人間がヒーローを演じていたら、心から悲しむではないだろうか。ディズニーランドでキャラクターを演じたいと願う人々はたくさんおり、選択肢も資金も十分にある。このような現状は続くべきではない。賛同される方にはどうか、署名をしていただきたい」と綴られており、まずはアラジンやジャスミン、モアナなどの有名キャラクターたちから、有色人種を率先して採用するべきだと付け加えている。
これに対し実際に署名した支持者からは、「私は有色人種だけど、子供のころからヒーローを演じているのは白人ばかりだった。この投稿に賛同します」といったコメントが送られている。