10月に延期になっていた人気音楽&アートフェス「コーチェラ」は、やはり年内開催は厳しいようだ…。米ビルボード誌などが報じている。
毎年4月ごろに開催される大規模音楽フェスティバル「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル(通称コーチェラ・フェス)」。今年のラインナップにはフランク・オーシャン、トラヴィス・スコット、さらにレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのステージ復帰など150以上のアーティストが発表されていたが、新型コロナウイルスの影響により、10月に延期されることが発表されていた。
そんな「コーチェラ」であったが、やはり年内開催は断念したと報じられている。
同誌によると、親会社の「AEG」はスタッフの15%を一時解雇、100人の従業員たちを一時的に休みにし、また給与カットも始めているという。
さらにリバーサイド郡の公衆衛生担当官であるキャメロン・カイザー博士は、6月10日、ロサンゼルスタイムズのインタビューで、この10月に「コーチェラ」は開催されないだろうと断言。カイザー博士は「秋に再び新型コロナウイルスが悪化する可能性があるため、心配です」と述べ、またコーチェラのような大規模なイベントは、カリフォルニア州知事ギャビン・ニューサムの経済再開の第4ステージとなるのだが、そこに進むまでにはやはり治療やワクチンが必要になるだろうと明かしている。
カリフォルニアの保健当局の指示、カイザー博士も中止の指示に署名したことから中止は決定となったようだ。
また情報筋によると、来年の「コーチェラ」はキャパシティーを制限して少し小規模で開催するか、また来年の10月に通常のフルのキャパで開催するか検討しているという。
現在様々なメディアが「コーチェラ」の中止を報じ、ロサンゼルスタイムズはすでに正式キャンセルと報じているが、公式からの発表はまだである。