SNSでの反トランスジェンダー(トランスフォビア)的発言が波紋を呼んでいる「ハリー・ポッター」シリーズの著者J.K.ローリング。そんな中、映画版でハーマイオニー役を務めた女優のエマ・ワトソン(28)が声明を発表した。
6月6日午後、J.K.ローリングは「新型コロナウィルスが、いかに“月経がある人”の健康状況を変えたか」というタイトルの記事のリンクを貼りツイッターに投稿。そこで、「月経のある人=女性(ウィメン)」と書かないことを指摘したことが「反トランスジェンダー的である」として非難が殺到。ファンたちからは怒りの声が次々とあがる事態となった。
そんな中、映画版でハーマイオニー役を務めた女優のエマ・ワトソンが、今回の件を受け、ツイッター声明を発表した。
トランスジェンダーの人々は、彼らがそうであると言っている通りの人であり、絶えず疑問視されたり、または何者かであるか言われることなどはなく彼らの人生を生きる権利があります。
私や世界の多くの人々があなたたちのことをちゃんと見ているということ、尊重し、あなたらしさを愛しているということを私のトランスジェンダーのフォロワーさんたちに知ってほしいです。
私は「マーメイド」と「ママキャッシュ」に募金します。あなたも同じことをしたいと思うかもしれませんね。
幸せな「#Pride2020」、(アメリカでは毎年6月はLGBT+の権利や文化、コミュニティーへの支持を示す月間)愛を贈ります。
I want my trans followers to know that I and so many other people around the world see you, respect you and love you for who you are.
— Emma Watson (@EmmaWatson) June 10, 2020
エマはトランスジェンダーの人々の気持ちをリスペクトし、愛ある言葉を発信。そしてジェンダーの多様性に取り組む団体「マーメイド」、トランスジェンダーの人々のために活動する団体「ママキャッシュ」に寄付することを明らかにした。