『アイリッシュマン』などで知られる名優のロバート・デ・ニーロが、トークショーに出演し、ドナルド・トランプ大統領について言及した。
ロバート・デ・ニーロは、ジミー・ファロンが司会を務めるトーク番組「ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン」にリモートで出演。ジミーは新型コロナウイルスなどで、世界のターニングポイントがやってきたと話すと、ロバート・デ・ニーロは「もしトランプが、『何かが起こる』という聡明な人々のコミュニティに耳を傾けていれば、こんなことは起こらなかっただろう」とコメント。
2月ごろに、コロナの深刻な問題を指摘したCDCの国立予防接種・呼吸器疾患センターのナンシー・メッソニエ所長が姿を消したことについて触れ「だから人々を彼に真実を話すことを恐れている」とトランプ大統領を批判した。
さらに現在世界で巻き起こっている抗議デモについて、「人種について子どもたちと何か話した？」と質問したジミー。
ロバートは「私の子どもたちは全員、黒人との混血でね」とコメント。そして親たちが子どもに「警察がいたら手を離さないで、急に動かないで」と言わなくてはいけないことは、とても怖いことだと話した。「いい警官もいるだろう。もちろんね。しかし、悪い警官もいる」「私は警官ではないが、しかし、これ（システム）は変えなくてはならないことだ」と現在の警察のシステムなどにも触れた。
トランプ大統領といえば、一部暴徒化してしまっている抗議デモに対し、「この“悪党たち”は、ジョージ・フロイド氏への追悼を不名誉にしており、今後こんなことは起こさせない。ティム・ウォルツ知事と話し、軍は知事を全面的に支援することを伝えた。どんな困難であろうと、私たちはコントロールする。略奪が始まれば、銃撃を始める。以上！」と警告ツイートしたことで、歌手のテイラー・スウィフトなど海外セレブたちから痛烈批判を受けていた。
