米放送局FXが、来期のラインナップを一部発表。「X-MEN」発のドラマ「レギオン」の放送終了などをアナウンスした。Hollywood ReporterとDeadlineが報じている。
「レギオン」シーズン3
「レギオン」は、同名のマーベル・コミックに基づいたドラマ作品。2017年から放送を開始した。映画シリーズでおなじみの、「X-MEN」と同じ世界観を共有しており、主人公デヴィッドを、ダン・スティーヴンス(ドラマ「ダウントン・アビー」、映画「美女と野獣」)が演じている。
FXは、テレビ業界のプレスイベントTCAにて、番組シーズン3を今年6月から放送することを発表。同時にこれが最終シーズンになることを明らかにした。クリエイターのノア・ホーリーは、「意味のあるエンディング」を確約。当初から“三幕もの”の作品として、完結させる構想があったことを明かした。
ライアン・マーフィーによる、「アメリカン・クライム・ストーリー」および「フュード」
「glee/グリー」、「アメリカン・ホラー・ストーリー」でおなじみの人気クリエイター ライアン・マーフィーだが、これまで長く関係を続けてきたFXから、配信大手NETFLIXへの移籍がすでに明らかになっている。
「アメリカン・クライム・ストーリー」と「フュード」は、どちらもエミー賞獲得歴を持つ、人気・評価ともに高いシリーズだが、今後はどうなるのか。FXのCEOジョン・ラングラフによると、「確執 ベティ vs ジョーン」(2017)に続く「フュード」シーズン2の構想は、現時点でマーフィーの中にないとのこと。
一方でシーズン2「ヴェルサーチ暗殺」(2018)がアワードレースで好成績を残した「ACS」に関しては、複数の新シーズン案が検討段階にあることを明言している。しかし具体的な放送時期などは未定だ。
「アトランタ」シーズン3
ドナルド・グローヴァー主演の「アトランタ」は、シーズン3の放送延期が発表された。
ジョージア州アトランタを舞台に、ドナルド・グローヴァーが自ら主演とクリエイターを兼ねるゴールデン・グローブ賞やエミー賞獲得の人気作品。シーズン3の継続がすでに決定していたが、グローヴァーはじめキャストの都合がつかず、製作が遅れていることを、ラングラフCEOが告白。
チャイルディッシュ・ガンビーノ名義で音楽活動を行うなど、多彩で多忙なドナルド・グローヴァーを、ラングラフは「あらゆるメディアのキング」と称している。「いま彼の生活は、ありえないほど複雑になっている」と述べており、「量より質」に重きを置いた判断を下した結果であることを強調。年間スケジュールにこだわらない制作体制を敷いていることを明らかにした。
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