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「Black Lives Matter」活動家の10代女性が遺体で見つかる 性的被害を告白した直後

オルワトイン・サラウさん NEWS
オルワトイン・サラウさん

人種差別撤廃のための抗議活動「Black Lives Matter(黒人の命をないがしろにするな)」
参加していた活動家のオルワトイン・サラウさんが、19歳という若さで遺体で発見された。殺
人事件とみられている。

知人からは「トイン」という名で親しまれていた10代の活動家オルワトイン・サラウさん。Perezhiltonによると彼女は先週、米フロリダ州で行方不明になり、警察が捜査をしていた。

サラウさん
https://www.instagram.com/p/CBd2T6HJ0O0/?utm_source=ig_embed

しかし6月13日、彼女は残念ながら遺体で発見された。その場には同じく行方不明であった、
AARP(全米退職者協会)のボランティアであるヴィクトリア・シムズさん(75)の遺体もあっ
たという。

フロリダ州タラハシーの警察は、サラウさんとシムズさんの死は両者とも殺人事件として扱っており、すでに容疑者としてアーロン・グリー・Jr.という名の49歳の男性を拘束している。この男はこの1ヵ月で2度も逮捕されており、5月30日には加重暴行罪で、6月9日にも同じような罪をおかしていた。しかし今回亡くなった2人とアーロン容疑者の関係性を決定づけるにはまだ証拠が不十分だという。

では一体サラウさんに何が起こったのだろうか?彼女は行方不明になる数時間前、手がかりともなり得る告白をしていたのだ。

6月9日、彼女はツイッターにて男性から性的暴行を受けたと連続で投稿。「私は今日の朝5時半、フロリダ・タラハシーのリッチヴューとパークアヴェニューで黒人男性に性的暴行を受けた」と書き始めたサラウさん。彼女は自分が住んでいた環境が悪く、教会にて避難生活を送っていたといい、この日は持ち物を全て教会に置いたまま道を一人で歩いていた。すると男が車で彼女に近づき“住む場所を提供する”と言われ、神を信じ男の家に行ったと告白。

しかしその信頼は裏切られ、男は彼女の前で性器を出し始めたという。PTSDで気分が悪くなり、横になったというサラウさんに対し、男は背中を撫でたりさすったりし、絶頂に達したという。

サラウさんによると男は40半ばでグレーのアパートに住んでおり、乗っていた車種も明かしている。

サラウさんは、5月末に白人警官によって殺害されたジョージ・フロイドさんについてパワフルなスピーチもしていた、活発な活動家であり、このスピーチはネット上で多く拡散されていた。彼女の死に悲しむ人も多く、「#トインに正義を」のハッシュタグもツイッターで使われている。

彼女に一体何が起こったのか。真犯人の逮捕をいち早く願うばかりだ。

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