先日、「glee/グリー」で主人公レイチェルを演じたリア・ミシェルに対し、共演者のサマンサ・ウェアが嫌がらせを受けたと告発。これをきっかけに何人もの共演者が彼女の態度の悪さを告発しているが、美容業界でも悪評があったことがわかった。
6月2日、リア・ミシェルに対しサマンサ・ウェアは「あなたは私のテレビデビューを地獄みたいにしてくれたの覚えてる?私は絶対に忘れない。あなたはチャンスがあれば私の“ウィッグにクソ”してやるって全員に言ってたでしょ。トラウマ的な自覚なき差別を見て、ハリウッドでの成功というものに疑問を覚えた・・・」と、リアから“自覚なき差別”を受けたこと、彼女に言われた衝撃の言葉などを告白した。
これがきっかけとなり、様々な共演者から「リアはエキストラの事を“ゴキブリ”と呼んでいた」や、主要キャストのヘザー・モリスからも「彼女と仕事をするのはとても不快だった」などと次々に告発を受ける事態に。これに対しリアは謝罪文を投稿した。
リアに対する告発
https://twitter.com/Sammie_Ware/status/1267632171570745345
今回、美容業界の関係者はPage Sixに対し、リアの撮影での態度を告白。リアは2012年、美容ブランド「ロレアル パリ」の広告塔となり、契約金は100万ドル(約1億1000万円)とも伝えられていた。この関係者はリアの「毎日のヘアケアルーティーン」を質問形式で話してもらい撮影するという仕事を任されていたという。
質問とリアの答えは、あらかじめ話し合い決めてあったと話す関係者。彼女は「リアはロレアルから雇われているカメラクルーの前で、5つの質問に答える予定だった。でも質問を2つしたところでリアは立ち上がって、『もう終わり』と言って出て行ったんです。そこにいた全員がショックを受けていた。ロレアルのチーフが、リアは戻ってくるか聞きに行ったんですが、彼女のお母さんが『戻りません』と言った。これがリアという人。美容業界は狭いから、この噂はすぐに業界内で広まりました」と、撮影中リアが突然帰ってしまったと明かした。
このせいもあってか、5年契約であったロレアルとの契約は1年で終了。その後は女優のブレイク・ライブリーがリアのポジションをつかんだ。
しかしこの関係者の告発に対し、当時同じロレアルの現場にいたと主張するスタッフの一人はこれを否定している。この人物は「リアがそのようなことをしたことは記憶にない」と話しているそう。8年前ということもあり、どちらの主張が正しいかは判断しかねるところだ。
告発を受けたリアはインスタグラムにて、謝罪文を投稿。
「ここ数週間で学んだ最も重要な教訓は、様々な人の観点をじっくり聞き、学んで、彼らが直面している不正に関して話すということです。先日のツイート(ジョージ・フロイドさんについてのもの)は、有色人種の友人やコミュニティに対してサポートを表すためにしたものです。しかし私が受け取ったレスポンスは、私の共演者への振る舞いに対し彼らがどのように感じ取ったかを考えさせられるものでした」
「あのような事を言ったことは覚えていませんし、人をバックグラウンドや肌の色で見下したこともありません。でもそれは関係なくて、重要なのは私が人を傷つけるような行動をしていたということです。私の(キャスティングの)ポジションが優遇されていたものだったから、相手に“不適切だ”と思われるような振る舞いをしていたのか、もしくは私の未熟さや意味もなく難しい性格になっていたのか、どちらにせよ私の振る舞いやそれによって傷ついた人へ謝罪します」