人気歌手のビヨンセと、夫でラッパー、実業家のジェイ・Zが、ある楽曲をキッカケに訴えられてしまったようだ。米TMZなどが報じている。
その楽曲というのが「ブラック・エフェクト(Black Effect)」。こちらはビヨンセ&ジェイ・Z夫妻が2018年にリリースしたコラボアルバム「EVERYTHING IS LOVE」の収録曲である。
この楽曲の冒頭では、ジャマイカの振付師であり、研究者であるレノラ・スタインズ博士の音声を約1分間にわたり使用しているのだが、実はこのボーカルは本人の許可もなく、そしてクレジットも明記しなかったとして、訴えられてしまったという。
6月16日、レノラ・スタインズ博士はカリフォルニア中央地区連邦地方裁判所にこの件を提訴した。
スタインズ博士は、2018年にビヨンセとジェイ・Zがジャマイカでツアー用のプロモーションビデオを撮影した時、ダンサーを提供したという。そしてその時に、曲の冒頭で使われているスピーチも収録されたという。
しかし、それが許可なくアルバムに収録されたことにスタインズ博士はショックを受けたと語り、その件について「芸術的にレイプされた」とコメントしている。
また博士によると、その撮影の日だけ契約が交わされ、ビヨンセらの担当者は心配しないよう伝えてくれたものの、結局自分の知らないところでプロモーションのためだけに使われてしまったことに後から気づいたと主張している。またこのボーカル作品に対しては支払いも受けていないという。
スタインズ博士は著作権侵害、および彼女の宣伝の権利の侵害でビヨンセたちを訴え、損害賠償、権利の一部、クレジット明記等を望んでいるという。
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