女優のアンジェリーナ・ジョリーが、雑誌「VOGUE」(インド版)のインタビューに登場。元夫で俳優のブラッド・ピットと2016年に離婚した経緯について口を開いた。
わずか2年間の結婚生活の後離婚を決断した理由についてアンジェリーナ・ジョリーは、子供たちの「幸せ」を第一に考えたと語っている。なおアンジェリーナには現在、マドックス(18)、パックス(16)、ザハラ(15)、シャイロ(14)、そして双子のヴィヴィアンとノックス(11)という6人の子供たちがいる。
アンジェリーナはインタビューで、「子供たちの幸せを第一に考えて、離婚することにしたの。正しい決断だったと思っているわ。今も、彼らを癒すことだけを考えているのよ」と語り、離婚後に沈黙を貫いたことについては、子供たちへの影響を考慮したと明かした。
「メディアによっては、私が何も言わないのをいいことにあることないこと書くところもあったわ。でも、私は常に子供達に『本当のことは貴方たちしか知らないのよ』って言い聞かせていたの。実際、子供たちはとても勇敢で強い若者たちなのよ」と語った。
さらにアンジェリーナは、さまざまなバックグラウンドを持つマドックス、パックス、ザハラの3人を養子としてどのように育てたのかについても言及。「どの子供たちとも、とても素晴らしい方法で家族になれたと思っているわ。大切なことは、心を開いてなんでも共有することなのよ」と語り始めた彼女は、「養子縁組」や「孤児院」という言葉は家庭内でポジティブに捉えられているとした上で、「養子縁組した子供たちには、妊娠中どんな感じだったか伝えてあがることはできない。でも、どうやって巡り合えたのか、初めて会った瞬間、どんなふうに感じたのかを伝えてあげることはできるわ」とコメントした。
特にマドックスとパックスは、カンボジアとベトナムというかつて対立していた国々からそれぞれ引き取っている。アンジェリーナも、当初は複雑な歴史があることから迷いがあったというが、「ある時、人権に関する本を読んだの。そして、アメリカ人もかつてベトナム人を拘束していた過去があることに気づいて、私の生まれたアメリカと東南アジアの関係について考えを巡らせるようになったのよ」と語り、「それでも、私たちはみんなで家族になる未来を選んだの。子供達が私を母親にしてくれたことに、いつも感謝しているわ」とも明かしている。
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