人気歌手アリアナ・グランデが、アメリカの一部で始まった選挙の投票者のためフード&コーヒートラックを送り話題となっている。
アメリカでは6月23日、ニューヨーク州、ヴァージニア州、ケンタッキー州で投票が開始。この選挙は11月の議員選挙の形どりともなる重要な選挙だ。
これに合わせ、アリアナ・グランデはケンタッキー州で投票へ行く人たちのためにフード&コーヒートラックを送ったようだ。アリアナはツイッターの「Black Voters Matter(黒人の投票者は重要)」といったアカウントにリプライする形で「フード&コーヒーのトラックを、並んでいる人たちに送ったよ!みんな立ち寄って楽しんでね。そして声をあげてね、みんなの力が必要です」とコメントした。
CNNによると、ケンタッキー州は新型コロナウィルスの影響で投票会場がかなり限定されてしまっており、今回の投票は“混沌となる”と報道。通常州内に3700ほど設置される投票会場だが、コロナウィルス感染拡大のリスクを考慮し、今回はたったの170か所になっているという。そのため、投票するにも列に並ばなければならない状況となった。
またアリアナのマネージャーであるスクーター・ブラウンは、インスタグラムのストーリーにアリアナが使ったフードトラックのオーナーたちの動画メッセージを投稿。そこで黒人夫婦が「アリアナ、黒人オーナーの私たちにチャンスをくれてありがとう。ケンタッキー州での私たちの存在を知ってくれてありがとう」と語っており、アリアナが黒人が運営するビジネスのサポートもしたことがわかる。
アリアナは先日にも、黒人オーナーのコーヒー店を宣伝。インスタグラムのストーリーで「South LA Cafe」のアイスコーヒーを飲んでいる写真を投稿。お店のアカウントをタグづけすると、お店は「マイノリティーで、家族によって経営されている『South Central LA』コーヒーショップ&文化センター」と、アリアナの投稿をリポストする形で投稿した。
そんな『South LA Cafe』は、アリアナの宣伝効果もあり、アリアナが投稿をした日にはお客さんが殺到し、なんと29分で150人ものお客さんがやってきたという。
自身の影響力を善のために使っているアリアナ。次世代のお手本だ。