NEWS

キアヌ・リーブス、撮影でウィノナ・ライダーに対し「罵声を浴びせろ」という指示を拒否していた! フランシス・フォード・コッポラ監督の過去の振る舞いを暴露

キアヌ・リーブス(左)、ウィノナ・ライダー NEWS
キアヌ・リーブス(左)、ウィノナ・ライダー

『マトリックス』シリーズなどで知られる俳優のキアヌ・リーブスが、過去撮影中に女優ウィノナ・ライダーに対して「罵声を浴びせろ」という指示をフランシス・フォード・コッポラ監督から受けたが、それを拒否していたことがわかった。ウィノナ本人が語っている。

ウィノナ・ライダーはThe Sunday Timesの最新インタビューにて、1992年の映画『ドラキュラ(原題:Bram Stoker’s Dracula)』の撮影について振り返った。ミナ・マーレイとエリザベータの二役を演じたウィノナは、あるシーンで“ショックで恐怖におののいている”演技をしなくてはならなかったといい、その際、監督のフランシス・フォード・コッポラが彼女の演技をさらに生々しくしようと、屈辱的な言葉を彼女に向かって叫び始めたという。

コッポラ監督に「この売春婦が!」と怒鳴られた明かしたウィノナ。さらに監督はその場にいた男性共演者にも彼女に罵声を浴びせるよう指示したのだが、共演者であったキアヌ・リーブスはこれを拒否したという。

彼女は「私が泣くっていうシーンだった。本当に、コッポラ監督は私を泣かせるためにリチャード・E・グラント、アンソニー・ホプキンス、キアヌ・リーブスに罵声を浴びせろって指示してたんです。キアヌはやらなかった、アンソニーも。怒鳴られたら泣けるってわけじゃないから。『まじ?』って感じだったし、逆に冷めた」と、当時の撮影現場での荒々しい手法を明かした。

しかし現在ウィノナとコッポラ監督は確執などはなく、またキアヌともこれがきっかけで友人となり、今でも長い友情関係を保っているというからなによりだ。

ウィノナは同じインタビューで別の暴露もしている。メル・ギブソンの反ユダヤ人的言動だ。

東欧ユダヤ系の両親を持つウィノナは、「パーティーで、メル・ギブソンはタバコを吸っていたわ。そしたら私の友達にゲイをからかう発言をしたの。さらには、『君はOven Dodgerじゃないだろう?』って言ったのよ」と話した。Oven Dodgerとは、強制収容所での大量虐殺から逃れた人、というユダヤ人に対するとんでもない差別用語なのだ。

「私は償いと許しというものを信じている。だからギブソンさんが、彼の悪魔に対処するための健全な方法を見つけたことを願っています」と、胸の内を明かしたウィノナ。さらに彼女は、メル・ギブソンが「謝罪“しようと”した」と付け加えた。

メル・ギブソンの代理人は、これまでのウィノナの発言に対し、「これは100%真実ではありません。ウィノナ・ライダー氏は10年以上前に報道陣に話した時に嘘をついていたし、今も嘘をついている。また、彼女は、彼が当時、謝罪しようとしていたことについても嘘をついています。彼は何年も前に彼女に手を差し伸べ、彼女の嘘を突きつけようとしましたが、彼女はそれを拒否しました」と話している。

tvgrooveをフォロー!