クリストファー・ノーラン監督最新作『TENET テネット』に出演しているロバート・パティンソンが、ノーラン監督との初対面で「しくじった」と思っていたことを明かした。
ロバート・パティンソンは、今月のEWのインタビューで本作に出演することになった経緯を話した。
「僕はロンドンにいて、何もしていなかったんだよ。だから急に電話がかかってきて『LAに戻ってこないか』って言われてパニックになった。彼(ノーラン監督)に会いに行って、3時間ほど話した。でも、何のために会っているのか、何の話なのか、全くわからなかったんだよ。何のテーマなのかもわからない。そして何時間も話して、最後の2分でようやく彼が言ったんだ。『これを書いたんだけど、戻ってきて、読んでくれないか?』ってね」
本作のオファーがあったときの経緯を明かしたロバート。彼は、ノーラン監督との仕事のチャンスを台無しにしてしまったのかと心配していたようだ。彼は、ある“しくじりエピソード”も暴露した。
「テーブルの上にチョコレートがあったんだ。この会話が終わる頃には血糖値が急激に下がって、気絶するかと思った。集中しようとしすぎたんだよ。で、最後に、チョコレートを一つ頼んだら、彼はすぐにミーティングを終わらせたんだ。僕は『オーマイガー、しくじった』って感じだったよ」
しかし、ロバートが心配していたのとは真逆で、彼は本作で重要なキャラクターの役をゲットした。彼は過去に、インターナショナルマガジン「Esquire」のインタビューで、映画制作中にストーリーに目を向けることを苦労したと認めた。「実際、正直なところ何が起こっているのか、理解しているのかどうかさえわからないときが何度かあった」とコメント。苦労したものの、見事重要な役をゲットし、クリストファー・ノーランらしい難解なストーリーの中で演技をこなしたようだ。
『TENET テネット』は当初、7月17日公開予定だったのが、7月31日公開予定と2週間延期されることが先日発表されていたが、ここへ来て8月12日米公開へと再び延期されることとなり、ファンに衝撃を与えている。