幼いころからディズニー・チャンネルスターとして活躍し、去年はドラマ「ユーフォリア」での出演も注目された女優ゼンデイヤ。彼女はわずか23歳でありながら、アフリカ系アメリカ人の女優としてハリウッドで活動することに大きな責任を感じているという。
先日、女優のジェニファー・アニストンやリース・ウィザースプーンらと「The Hollywood Reporter」のインタビューに答えたゼンデイヤは、ハリウッドで活動できることに感謝しながらも、アフリカ系アメリカ人女優として成功した例とされることに大きなプレッシャーがあると明かした。
ゼンデイヤは「私にできることはたくさんあると思うし、注目されているのもわかっているわ。Black Lives Matter (黒人の命は重要)のムーブメントもあってこれまでに以上に、私自身が正しい行動をしなきゃいけないって感じてるわ」と語った。
また、自分自身について「自分に厳しい目を向けるのは得意」だとし、間違いを犯さないためにプレッシャーと戦うのはいつものことだと明かした。
そして、「ディズニーのドラマで子役として演じるということが第一段階、アフリカ系アメリカ人の少女であることが第二段階、常に自分自身に厳しくあることが第三段階。全て個人的に向き合っていること。私はいつも良い仕事をしたいと思っているけど、時々怖くなることもあるわ。でも少なくとも私にとっては、特別なキャラクターを演じることでその恐怖が消え去るの」と付け加えた。
常に自分を律すること、そしてこのムーブメントに貢献すること、それが彼女のような有色人種の俳優、女優たちの今後につながるとゼンデイヤは語る。
また彼女は2018年のインタビューにて、自身やアマンドラ・ステンバーグ、ヤラ・シャヒディなどのアフリカ系アメリカ人女優の名前を挙げ、「業界にいるのは私たちだけだと思わないで欲しい」と訴えている。「私たちが有色人種の女優代表のようにされているけど、それは違うわ。門を大きく開いて、多くの人たちにチャンスを与えてあげることが大切なの」と語っていた。